ヘルスケア通信

newshealth.exblog.jp ブログトップ | ログイン

ゴールデンウィーク臨時休診のお知らせ

令和4年5月2日(月曜日)はスタッフ福利厚生のため臨時休診致します。
悪しからずご了承下さい。
                              当院

# by healthcarenews | 2022-05-01 08:44 | お知らせ

とてもとても幸せなヒトコマ・・・

 今夜のヘルスケア通信は、予防歯科カテゴリー。
でも、実はほとんど余談なんで、ホントはカフェテラスのネタなんですが・・・(;^_^A。

 今日、2022年の1月23日は、大阪はなんかずーっとしとしと雨が降っていて寒い寒い一日でした。
昨日はインプラントの手術があったけど、今日はオフで、26日の水曜日には3回目のコロナワクチン接種も控えていたので、今日はほとんど外出せずに、ひさびさに一日中、診療室の奥の書庫の整理をしていました。

 もうひさびさに片づけをした奥の書庫は、なんか古い宝の山で、大昔に乗って大事にしていた車やバイクのカタログなんかも出てきて、もうホクホク!(^^)!、これだけでも幸せな気分・・・。

 で、出てきた写真が、下の一枚です・・・。

 日付は20003年2月9日・・。もう19年前の写真・・・かあ。
とてもとても幸せなヒトコマ・・・_b0119466_22295230.jpg
 まず中央に写っている初老の男性が、山形県酒田市で開業されていた熊谷崇先生。
熊谷先生は、日本の予防歯科の草分け的存在、イヤ、それ以上、もう予防歯科の神様みたいな存在です。
この方の説明は、ちょっとこの2行ぐらいでは言葉を尽くしがたく・・、またいつか訂正、更新しておきましょう(笑)。

 その向かって右隣りにいるのが19年前の僕、そして、いつもの勉強会仲間二人、となります・・・。
俺、若い!そして、目、キラキラ!(笑)。

 いやあ、目キラキラしますよお・・、なにしろ当時あこがれのスーパースター的予防歯科の神様の講演(セミナー)を聞きに行って、本当に偶然にも昼食を一緒に取ることができて、楽しい話や、講演では聞けない裏話もいっぱい聞かせてもらって、それはそれは楽しい、しかも意義のある時間を過ごさせてもらいました・・・。写真を撮ったのをすっかり忘れていました・・・。いやあ幸せな時間だったなあ・・・。

 僕もそうだけど、友人二人も若い!若い、といってもこの時、もう40歳前後なのですが、それでもやっぱり今よりは若いなあ。当たり前か・・・(笑)。

 今でもセミナーは大好きで、行ったら行ったで終日集中するのですが、もうこのころみたいに数は行けないし、第一セミナーそのものがほとんどオンラインに代わっていますし、ましてサプライズでこうして講師と昼食なんて・・・・。

 ああ、いい時代のとてもとても幸せなヒトコマでした・・・。

 
 
# by healthcarenews | 2022-01-23 22:54 | 予防歯科・メンテナンス

予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part5 抜かないという選択

 今夜のヘルスケア通信は、「予防歯科の第3の敵、歯の破折」のPart5、「抜かないという選択」です。

 はじめに画像をご覧ください。
 患者様は68歳、女性。写真は2022年1月、今現在の写真です。
左下奥歯の歯肉が「プクッ」と腫れてます。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part5 抜かないという選択_b0119466_22481073.jpg
 改めて過去の画像です。これは2021年4月の画像。
もちろん腫れていません。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part5 抜かないという選択_b0119466_22485465.jpg
 もう何が起きているかは言わずもがな・・・、ですね。「歯の破折」です。
歯科用CTも撮ってみます。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part5 抜かないという選択_b0119466_22552807.jpg
 例によって奥歯の骨が無くなっています(黄色矢印)。
歯の根っこにも、破折している部分と思われる黒い線が見られます・・・。
「やむを得ません、さあ抜きましょう!」
と、言いたいところですが、そうはいかないのが今回のヘルスケア通信です!

 結論から言うと、この歯はこのまま抜かずに経過観察をする事になりました。
もちろん、経過観察をすれば治る可能性があるからではありません。
 この患者様は、心臓疾患を患っておられ、この1月末に入院して心臓カテーテル手術を受けられる予定だからです。
心臓手術を受けられる方は、血液がサラサラになる薬を飲まれている方が多く、抜歯をすると血が止まりにくい場合があります。
 また、この歯は一番奥の歯になるため、この歯を抜いてしまうと、「入れ歯」を入れないといけなくなってしまいます。
慣れるまでは「入れ歯」では、食事がしにくくなって、QOL(生活の質)が一気に下がってしまいます。
 心臓手術まで受けられて、さらに食事もしにくくなってでは、栄養状態や体調の悪化さらにはメンタルの悪化まで招くかもしれません。そうなっては大変です。

 幸い、「プクッ」っと腫れている歯肉は、気持ちは悪いですが、痛くもかゆくもありません。
この歯は体調が安定するまで経過観察です。戦略的撤退、ですね(-_-;)。

 「歯の破折」を起こす歯の多くは、以前に神経を取る治療をしてからかなりの年月がたっている歯です。
そして、そういう歯が入っている患者様は、その他の歯も同様に治療がされていて、やはり年月が経っている場合が多いです。
すると、1本を破折で抜歯しても、今度は他の歯の負担が増えて、また別の歯が破折することも考えられます。
 このように「歯の破折」の治療には、この点をよく患者様に理解していただいて、他の歯の今後の治療のことも視野に入れて、トータルで治療を設計することが必要なのです。




# by healthcarenews | 2022-01-16 22:49 | 歯科用CT・3DCT

予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part4 閲覧注意!

 今夜のヘルスケア通信は「予防歯科の第3の敵、歯の破折」のPart4です。
連夜の投稿は、正月休みの長期休暇ならでは(笑)。大体、一話投稿するのに、画像やレントゲンを探して編集して軽く2~3時間はかかりますので、レギュラーの診療が始まると、次はいつ更新できるかわかりません(;^_^A。ご容赦ください・・・。

 まずは画像をご覧ください。
患者様は58歳、女性。2021年5月の写真です。
 左上(向かって右側)正面から2番目の歯と3番目歯の間の歯肉に「プクッ」っとできています(黄色矢印)。
もう、Part1、Part2、Part3を読んで頂けた方は、この「プクッ」を見て、「ああ、またか・・・。」と理解して頂けたかと思います・・・。
そう思って頂ければ、僕もこの4連作を書いた甲斐があるというものです・・(笑)。

 僕も、この「プクッ」を見た瞬間、イヤーな予感がしました・・・。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part4 閲覧注意!_b0119466_22481025.jpg
 ちなみに、約1年前、2020年6月の写真にはなにもありません・・・。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part4 閲覧注意!_b0119466_23033099.jpg
 ここはもう、とりあえず歯科用CT撮影の一択になります。
最新型の歯科用CTは、上下顎全体の顎の骨を映し出すことができるくらいの性能があります。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part4 閲覧注意!_b0119466_23103610.jpg
 問題の歯の部分を拡大してみましょう。
左上、口腔内写真で、「プクッ」っとしていた所の骨に穴が開いています・・・(黄色矢印)。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part4 閲覧注意!_b0119466_23134643.jpg
 すこし角度を変えてみましょう。
正面から見て、2番目の歯と3番目の歯の間の骨が無くなっています・・・。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part4 閲覧注意!_b0119466_23141129.jpg
 皆さん「ああ、破折だ・・・!」と思われましたか?。経験的には僕もおそらくそうだと思いました・・。
でも、安易に結論を出す前に、いくつか確認の診断をしておく必要があります。
くどいようですが、破折した歯の治療は、基本、抜歯一択です。ですから絶対に診断を誤ることは許されません・・。
CT画像上に破折線(歯が割れていることを示す線)は見えていませんし、なにより、この歯は女性の前歯、しかもセラミックが入った前歯です。
抜いた後のフォローアップも考えて、慎重の上にも慎重に・・・・。

 まず、このように歯肉が腫れたりする原因は、「歯の破折」以外にも、根管からの感染による「根尖病巣」と歯肉から感染するいわゆる「歯周病」があります。
「根尖病巣」は根管治療で、「歯周病」は歯周病の治療で治す事できる可能性があるので、まずこの二つを除外診断する必要があります。

 そして、もうひとつ重要な事が、この「プクッ」の原因が、2番目の歯なのか3番目の歯なのか?という問題。両者の間にできている病巣なので、これも絶対に間違ってはいけない問題なのです。

 まず「根尖病巣」に関してですが、これはCT画像上で、両方の歯に異常は見られませんでした。
あとは、「歯周病」ですが、ここまで大きな骨の欠損(穴が開く事)がある場合は歯周病でもフラップ手術の適応になります。
つまり、歯肉を切って、中の慢性炎症を起こした組織を掻把(そうは)するのです。どちらにしろ切らないといけないのであれば、いっその事、もう中を開けて直接見る方が早そうです・・・。

 まず、患者様にフラップ手術を受けて頂くことをお願いしました。そして歯肉を開けて原因歯を確定した上で、歯周病ならばフラップ手術をする。
ヒビが入っていれば、当日はそのまま閉じて、後日、仮歯等の準備をしてから、改めて抜歯をする、という治療方針で了解していただきました。

 結果です。閲覧注意です。手術中の画像です。
2番目の歯に、ヒビが入っていました(黄色矢印)。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part4 閲覧注意!_b0119466_00072074.jpg
 少しわかりにくいと思うので、ヒビを黄色い線でなぞってみました。上の写真と見くらべて下さい。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part4 閲覧注意!_b0119466_00074676.jpg
 この歯は、まだ割れてはいませんが、強く咬む力がかかる場所であるのと、もう周囲の骨の破壊が進んできているので、改めて抜歯をすることで、納得していただけました。
 
 この患者様は、奥歯(大臼歯)が無い患者様なのですが、体質的に虫歯になりやすく、やむなく奥歯を失ってしまわれました。くわえて歯肉の粘膜も非常に弱いため、これまで奥歯にインプラントや義歯さえも入れる事ができませんでした。
 そのため、咬む力が前歯だけに集中しますので、歯の破折のリスクはきわめて高い症例です。今後、他の歯が破折していく可能性も高いため、これからの治療方針も、いま患者様といろいろ試行錯誤中の症例です。

 このように、歯の破折の治療は、「絶対抜歯!」と簡単には言ったものの、実際には、その歯の場所や、咬み合わせ、奥歯の状態や、患者様の体質、今後の治療方法、そしてなにより抜歯そのものに納得していただけるか?という患者様の意思など、たくさんのクリアしなければならない問題を抱えているのが通常です。

 とりあえず当院では、必要な資料をできるだけ集め、誤りのないように診断を行い、最善の選択肢を提供することが責務と思っています。
あとは、ゆっくりで結構です。よく相談しましょう。
 


# by healthcarenews | 2022-01-04 23:10 | 歯科用CT・3DCT

予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part3

 今夜のヘルスケア通信は、「予防歯科の第3の敵、歯の破折」のPart3です。
早速画像をご覧ください。

 患者様は51歳、女性。
 2021年9月、右下奥歯部分の歯肉に「プクッ」っとできものができました!(黄色矢印)。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part3_b0119466_00273364.jpg
 改めて2020年9月の同じ場所の写真を確認します。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part3_b0119466_00295491.jpg
 もちろん、何もありません。

 手前ミソになりますが、当院に定期的にメンテナンスに通っていただいている患者様は、このように定期的にお口の中の記録写真を撮らせて頂いています。
これは、本当に貴重な記録になります。人間の記憶とは、非常にあいまいなもので、患者様はもちろん、私たち治療する側も、1年前にそれぞれの患者様のお口の中がどんな状態だったかを、正確に記憶しておく事はできません。
 しかし、こうして写真で記録を残しておく事で、お互いに、情報を、目で見てわかりやすく共有できます。特に、歯周病における歯肉の変化(治癒)は、本当に徐々に起こっていきますので、初診時と治療後の記録を撮っておくことは、患者様にとっても、術者にとっても、大きなモチベーションのアップにつながります。
 当院では、歯周病をはじめ、虫歯治療や、ヒビの説明、根管治療や審美歯科の術前術後など、様々なシーンで写真を撮らせてもらっています。ご了承ください。

 さて、症例に戻りましょう。
まずは、歯肉の腫れたところのレントゲンを撮ります。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part3_b0119466_00495635.jpg
 これも、例によってイマイチよくわからない画像なんですねー。
 破折の疑いがある歯を、普通のレントゲンで撮っても、これだけでは確定的な診断は、まず出てこないです。(慣れてくると、これが特徴的な画像なのですが・・・。)それでも、やはり診断のファーストチョイスは、普通のレントゲンになりますが・・・・。
 
 やはり、歯科用CTが必要になります。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part3_b0119466_00550584.jpg
 撮影してみると、例によって、歯を支える骨に穴が開いています・・・。歯に大きな金属がかぶせてあったため、画像が荒れて少し見にくくなっています。

 もう一枚、別のCT画像を。
本来のプロユースの画像はこちらになります。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part3_b0119466_00564212.jpg
 下顎の奥歯は、根っこが二股に(2本に)分かれているのですが、そのうちのひとつの根っこの周りの骨が溶けて無くなっている画像です(黄色矢印)。

 おそらく、歯の破折は間違いないでしょうが、よく精査すると、二股のうちのもう1本の根っこは異常が無さそうです。
そこで、歯を二つに割って、2本の根っこのうち、1本だけを抜歯することにしました。もう1本の根っこを少しでも残すことで、他の歯の負担を減らし、他の歯の寿命を少しでも延ばすためです。

 さて、抜歯した歯です。
予防歯科の第3の敵、 歯の破折 Part3_b0119466_01061026.jpg
 ちょっと分かりにくい画像ですが、黄色矢印のところにヒビが入っています。
薄い白い線が見えますでしょうか・・・?

 ここ最近、「食いしばり」などが原因の歯の破折が特に増えているように感じます。
一概に、コロナ禍の影響と言ってしまっていいのかどうかはわかりませんが、気軽に友達にも会えない、食事にも行けない、旅行にも行けない、あるいは経済的にも、社会的にも今後どのように変化するのか不安がある・・・。このような情勢の中で、目に見えないストレスを、みんなが無意識に抱えて「食いしばり」につながっている可能性は否定できないと思います。

 歯の破折や、ヒビ、咬合の問題は、咬む力が強くかかる奥歯に多いのですが、奥歯のかみ合わせが不安定な方は、前歯に負担がかかって前歯も割れていきます。
次回はそのような症例をご紹介したいと思います。




# by healthcarenews | 2022-01-04 00:00 | 歯科用CT・3DCT

貴方の健康の舵取りを。堺市北区中長尾町、山本歯科医院の歯科に関する情報のページです。


by healthcarenews
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite