ヘルスケア通信

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インプラント再考・最終話 インプラント最高!

 今夜のヘルスケア通信は、「インプラント再考」の第15夜、いよいよ最終回、グランドフィナーレです(笑)。
考えてみたらよくまあ15回連続で書いたもんだ・・・。読んでくれた皆さん、お疲れ様でしたm(__)m。
おそらく全部の話につきあってくれた方はいらっしゃらないと思うので、僕自身に自分で「お疲れ様!」と言っておきます(^^;。

 「インプラント再考」、1夜から14夜までの話の中で、当院のインプラント治療のコンセプト、僕のインプラントに対する考え方などは大体お話しできたかと思います。
 長くて面倒くさい文章ですが、インプラントに興味がある方は、ひまひまに読んでみて下さい(^^;。それぞれ歯が抜けた症例に対し、なぜインプラントを選択したほうがいいのか?ということを中心に書かせていただいています。

 逆に一般的なインプラントの術式などは割愛しています。これは「インプラント」で検索すればいくらでもネットに出てくると思います。そちらをご覧ください。また、今回ご紹介する事ができなかった症例として「サイナスリフト」「ソケットリフト」と呼ばれる上顎に対するテクニックがありますが、これも説明が大変なため、今回は割愛しました(^^;。機会があればまた症例を上げたいと思います。

 さて、最後に、この一連の「インプラント再考」の中でお伝えしたかったことを簡単にまとめておきます。

・できるだけ歯は減らさないで下さい。歯は28本(親知らずを入れて32本)すべてが協力し合って咬み合わせを作り、支えています。1本たりとも要らない歯はありません。

・そのためには、まず予防をして下さい。初期虫歯は削りませんが、穴が開いたら削ります。削れば歯は減り、歯の寿命を縮める事につながります。

・特に奥歯は大切にして下さい。生命を支えています。奥歯が無い事が治療を本当に難しくします。今、僕は親知らずさえ不用意には抜きません。

・削るならできるだけ歯を削らないでいい治療法、歯を抜かないでいい治療法を選択して下さい。MI治療が将来歯を残すための基本です。

・そして、どうしても抜かないといけなくなった時には、インプラントは良い治療の第一選択となり得ます。
 
 今年に入ってから行ったインプラント手術は4月現在、6症例12本。
さすがに、年間100本とはいきませんが、当院はもともと予防歯科がメインでインプラントが売りの医院ではありませんのでご了承ください。
(そのぶん、インプラントを入れんがための、安易な抜歯も行っておりません。)
 それでも、健康志向の患者様が増えたのか、当院のコンセプトを理解していただけたのか、年々インプラント治療の症例は増えています。
 インプラントを選択されたような患者様は、やはり意識が高く、メンテナンスにもきちんとおいでになるため、お口の中の状態も皆様非常に良い状態で安定しています。
 話しの中で何度か「医療に100%は無い」と表現しましたが、それは一般論であり、幸い当院では、インプラントを初めて12年間、入れたインプラントを1本も失っていません。その意味では現時点では「100%」を維持しています。

 ヘルスケア通信では、「インプラント再考」を15回連続で続けましたが、これはどこかでまとめて、どうしてお伝えしておきたかったからです。次回からはまた「ダイレクトボンディング」や「セラミックインレー」などの接着治療や、マイクロスコープを用いた「根管治療」のネタになると思います(笑)。
これは「インプラント」にならないための、ある意味とても重要な治療です(^^;。予防歯科や歯周治療も含め、まずはここに最善を尽くすのが僕の責務です。

 それでも、歯の破折など、どうしても抜歯しないといけない症例はあります。
その時は、もしインプラントを選択されるなら、私たちは最善を尽くします。
患者様にこうおっしゃっていただくために・・・。
「インプラント最高!」
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by healthcarenews | 2018-04-23 21:04 | インプラント

貴方の健康の舵取りを。堺市北区中長尾町、山本歯科医院の歯科に関する情報のページです。


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