ヘルスケア通信

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当院のこだわり・0 はじめに

 昔、日本では「虫歯の洪水」と言われた時代がありました。

 当時、歯医者さんは患者さんであふれ、「治療をしても、また悪くなるのは当たり前」。「50歳代で入れ歯が入るのは当たり前」。「歳を取れば歯が無くなるのは当たり前」と思われていた時代でした。


 時代が変わり予防歯科が発達した現在、虫歯や歯周病は、多くがコントロールができる病気となり、きちんと治療して、咬み合わせを管理し、予防をすれば、生涯自分の歯でおいしく食べることも夢ではなく、健康な歯は「当たり前」と思える時代も見えてきました。 

 

 しかし、歯は残っていても、今度はそれによる様々な「新しいトラブル」も増えてきました。

健康寿命、平均寿命が延びた高齢者の方は、長年の「歯の疲労の積み重ね」で歯周病が進行したり、歯が折れたり割れたりすることが増えてきました。


 若い方でも、特にコロナ流行以降、ストレスによる「食いしばり」や「歯ぎしり」などから、歯の破折やヒビ、知覚過敏、咬合の違和感、顎関節の異常などのトラブルを抱える患者様が、最近急激に増えてきました。

 

 これらのお口のトラブルは、従来の「お口の中のバイ菌」が原因となる虫歯や歯周病と違い、病態が複雑で、はっきりと疾患として目に見えない場合も多く、また原因除去も難しいため、難診断、難治症例として慎重に診査診断をして治療にあたる必要があります。


 歯科治療は、単なる「虫歯や歯周病の予防や治療」というスタイルから、完全に次のフェーズに入ってきています。

 これからの歯科治療に必要とされるものは、「原因除去としての、虫歯や歯周病の予防管理」はもちろんの事ですが、「お口の健康の長期維持のための、マクロの視点での咬合の再構成」と、「複雑化、高度化するお口のトラブルに対するミクロの視点での、ヒビや破折への対応、MI(最小限治療)、そして精密治療」です。


 当院では、それらのトラブルに対し、口腔内写真やマイクロスコープ、ルーペ、歯科用CTなど最新の機器を用いて、トラブルの原因を解明、説明をし、皆様によろこんでいただける医療を提供できたらと考えております。


下の画像は、歯のヒビから感染を起こし、顎の骨が溶けた症例の歯科用CT、3D画像(黄色矢印部分)

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by healthcarenews | 2023-03-25 20:09 | 当院の7つのこだわり

貴方の健康の舵取りを。堺市北区中長尾町、山本歯科医院の歯科に関する情報のページです。


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