ヘルスケア通信

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カテゴリ:審美・ダイレクトボンディング( 8 )

私がダイレクトボンディングにハマった理由・・・・。

 こんばんは。久しぶりのヘルスケア通信です。
年が明けてから、ここ数か月、院内のスライドショーの更新や、マニュアル作りなどに没頭していて、ちょっと更新をご無沙汰してしまいました(;'∀')。
今夜は久しぶりに頑張ろう!っと一念発起して・・・、ネタはまたまた「ダイレクトボンディング」です(^^;。

 最近は「ダイレクトボンディング」と「根管治療」のネタばかりで、「それしか無いんかーい!」と突っ込まれそうですが、もちろんそれしか無い訳ではなく、インプラントもあれば、オールセラミックもやっていますし、もちろん予防歯科も一切手を抜くこと無くがんばっています!(もとい、衛生士たちががんばってくれています!。)

 では、何故また「ダイレクトボンディング」なの?ってな訳で、今夜のタイトルは「私がダイレクトボンディングにハマった理由・・・・。」で行きたいと思います。

 まずは症例、術前写真をご覧ください。
患者様は43歳、女性。
当院で、長らくメンテナンスをしている患者様ですが、先日、右前の歯の審美修復を希望されました。
拝見すると、確かに右前(写真では向かって左側)の正面から2番目の歯と4番目の歯が茶色く変色しています。
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2番目の歯には、古い保険のプラスティック充填が、4番目の歯にはハイブリッドインレーが入っています。
右横から見たところです。この角度だと、変色と表面の荒れ(スキマができたり表面がガサガサになっている)が良く判ります。
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治療してから、かなりの期間が経っていますので、当時の技術と材料では致し方ない結果と思われます。
左側にはメタルボンドセラミッククラウンが入っていますので、従来ならもう大きく削ってセラミックでかぶせるか、ラミネートを行って、色味とテクスチャー(表面性状)を合わせてしまうことが審美歯科医の仕事だったかもしれません。

しかし、現在では、コンポジットレジンの性能が飛躍的に向上しました。
術後です。まずは正面から見たところ。
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右側から見たところです。
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術後、数日してから仕上げ研磨のために来院して頂いた時に「具合はいかがですか?」と伺うと「バッチリです!」(コメントそのまま)とご返事いただきました(笑)。

改めて、「私がダイレクトボンディングにハマった理由」・・・、それは良い治療だからです!(キッパリ(^^;!)。

 まあ、これでは納得していただけないでしょうから、少し補足しましょう。
長年、予防歯科をやっていると、歯の大切さが痛いほど身に染みてきます。
特に、「歯を抜かない」、「歯を削らない」という事がどれだけ大切かは、患者様を20年メンテナンスすると、実際に「痛い目」を見て、頭と心が理解します(;'∀')。
ダイレクトボンディングは、まずこの「歯を削らない」というところが、まず大きな魅力です。(根管治療は歯を抜かないためにやっています。)
実際、上の症例でも、ほとんど自分の歯は削ることなく最小限の削除で審美修復を行っています。

その他のメリットも併せて整理しましょう。
1.最小限の治療(MI治療)で行える。
2.金属を使わない(メタルフリー)。
3.ケースによっては限りなく天然歯に近い審美修復が行える(この点ではセラミックより優れています)。
4.拡大鏡(5倍ルーペなど)により、拡大下で治療を行うため、高精度な治療が行える。
5.同様の理由で徹底的に虫歯除去が行え、また高精度な接着治療が行える。
6.コストが安く、セラミッククラウンの約半分の費用で行える。
7.レジンはセラミックに比べ、補修や再治療などの応用がはるかに自由で簡単。
などなどです。

 もちろん、欠点もあるでしょう。耐久性などはセラミックに比べるとやはり劣ります。
そのぶん補修は簡単ですが、ひょっとすると10年後には、このブログで違うことを書いているかもしれません。
でも医療とはそういうものです。20年前、治療中心の医療から予防歯科にスイッチしたように、常に進化し、変化していきます。

 しかし、現在は、この治療は僕にとって最高の治療の選択肢のひとつです。
現に、毎週1~2回はダイレクトボンディング治療を行っています。
希望される患者様は多いのですが、なにぶん治療に時間がかかるので、ダイレクトばかりやっていると他の治療ができなくなりますので、水曜日の午前中に治療したり、空いている日にちを待っていただいている状態です。

 誤解を恐れず表現しますと、ダイレクトボンディングは、患者様のお口の中で、彫刻を仕上げるような治療です。
患歯の状態によってはかなりの時間がかかります。残念ながら、より良い治療のためにはこれだけはいかんともし難い所です。
できるだけ短時間でできるよう、トレーニングも欠かさず、毎回集中してやっていますが、その点ご了承願いたいと思います。





by healthcarenews | 2017-05-15 01:02 | 審美・ダイレクトボンディング

失われた歯を取り戻す・・、本当の意味の「修復」を目指して・2

 今夜のヘルスケア通信は、「失われた歯を取り戻す・・、本当の意味の「修復」を目指して」の2回目、「ダイレクトボンディング」の話です。

 最近、たびたびお伝えしていますが、ダイレクトボンディングは、今、僕が最も力を入れている治療のひとつです。
もちろん、予防はもちろん、根管治療やインプラント、移植治療など、精力的に取り組んでいる治療は数多くありますが、その中でも、ダイレクトボンディングは、ここ数年、急速に進化し、かつ、数多くの患者様に、その恩恵を受けてもらえる治療だからです。

 まずは、症例をご覧ください。
患者様は47歳、女性。右下に違和感をおぼえて来院されました。
診察のところ、右下第一大臼歯に詰めてある銀歯が古くなって、中で虫歯になっていました。
術前写真です。
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 小学校のころ、学校検診で虫歯が見つかって、いつの間にか詰められた銀歯・・・。よくある話です。
よく見ると、銀歯のすき間のセメントが溶けて、中に虫歯が拡がって黒くなっています。
実際、開けてみるとかなり深い虫歯になっていました。神経を取るかどうかぎりぎりのラインです。
 古い銀歯は、結構こうなっていることが多いです。いわゆる「保険」のセメントの平均寿命は7年と言われています。
早く気が付けばいいのですが、ここが昔の治療の怖いところです。

 術後です。ダイレクトボンディングを行いました。
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 深い虫歯を、染色剤を用いて虫歯の部分だけていねいに除去し、色合わせをしながら、天然の歯と同じように彫刻していきます。
「きれいな歯が戻ったのは、小学校以来だわ。」患者様からうれしいコメントをいただきました。
 虫歯は深いですが、後で痛みが出れば、歯の上から穴を開けて神経だけを取り、また元のように綺麗に詰めれば済む話です。
 ここが「ダイレクトボンディング」のいいところです。セラミックや金属等でかぶせてしまっていたら、外してやり直さないといけません(汗)。

 2症例目。
49歳、女性。
下の写真、黄色矢印の小臼歯の銀歯を外してダイレクトボンディングを行いました。
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 術後、下の写真はマイクロスコープによる拡大写真です。
その歯の隣の歯の治療を顕微鏡下で行ったのですが、顕微鏡で見ても天然の歯と区別がつかない、我ながらかなりリアルな出来栄えに思わず写真をパチリ(自画自賛(;^ω^))。

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 色調を合わせ、咬み合わせの溝をリアルに再現するのにかなりの時間がかかりますが、それだけの価値はあります。
詰め物と自分の歯の境い目がほとんど分からないシームレスな仕上げは、金属では絶対に実現できない領域です。
(ちなみに、出血しているのは隣の歯です。ダイレクトボンディング自体は出血するような治療じゃありませんのでご安心下さい。念のため・・・。)

ダイレクトボンディングのメリットを整理しておきましょう。

1.まずなにより金属を使わないため審美的である。
2.天然歯に近い、リアルな修復が可能。
3.金属を使わないため、金属アレルギー等の心配がない。
4.術後のフォローアップも自由度が高い。
5.いわゆる「セメント」を使わないため、それが「溶ける」ことによる2次虫歯の心配がない。
6.セラミック修復に比べると安価にできる。

もちろんデメリットもあります。
1.金属やセラミックに比べると強度は落ちる。
2.そのため、硬いものを無造作に咬むことにより欠けたりすることもある。(修復は可能)
3.保険のプラスティックに比べれば変色は少ないが、セラミックに比べれば、長期的に見て変色する可能性はある。
4.保険外診療である。etc.

 時代はメタルフリー(金属を使わない治療)に向かっています。
口の中に安価な金属を入れているのは日本人だけだと言われています。
大きな虫歯があれば日本は保険診療が完備していますので、金属使用もやむを得ないですが、予防が発達し、MI治療(最小限治療)が当たり前になった今日、少しずつでもいいのでメタルフリーを目指して行きたいと思っています。

ダイレクトボンディング治療、1本30,000円~



by healthcarenews | 2016-10-17 22:01 | 審美・ダイレクトボンディング

失われた歯を取り戻す・・、本当の意味の「修復」を目指して。

歯科の専門用語の中に「歯冠修復」という言葉があります。
一般的な建物の「修復」と同じように、虫歯で失われた歯を「元通り」治療することを意味する言葉なのですが、果たしてこの「修復」治療、本当の意味で「元通り」と言えるかどうかは、今までおおいに疑問でした・・・。

 白い歯を削って、「銀歯を詰める」、「銀歯でかぶせる」、これがはたして元通りに修復した、と言えるのでしょうか?

 いま、ダイレクトボンディングが、その問いに新しい答えを出そうとしています。

 術前です。
古い銀歯がボロボロになっています。隣の歯との間には、新しい虫歯ができています(黄色矢印)。
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術後です。
歯の色調に合わせ、ダイレクトボンディング用硬質プラスティックを充填しました。
色の違うプラスティックを3~4層重ねて詰めることで天然歯に近い色に合わせ、さらに噛み合わせの溝を本物そっくりに彫刻することで、リアルな質感を取り戻しました(下写真黄色矢印)。
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もう1症例、同じく術前です。
古い保険のプラスティックがかけて、一部穴が開いています。
白くはあったのですが、保険のプラスティックは強度に難がある時があります。
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術後です。
硬質プラスティックを詰めた後、歯の溝にステイン(着色剤)を落とし、色調を再現しています。
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「失われた歯を取り戻す」という表現は正直誇張しすぎかもしれません。
一度失われた歯は2度と戻ってきません、だからこそ予防が第一。
当院が、何にもまして、まず「予防歯科」を第一に標榜しているのはそういう理由からです。

 しかし、では、一度虫歯になった歯を治療するにはどうしたらいいのか?
歯としての機能とともに、ただ審美的なだけではなく、まるで「元通り」のように回復する・・・・、ダイレクトボンディングは、「修復治療」、歯の治療の概念そのものをこれから変えていく、そんな可能性を秘めた治療法だと思っています。昨年の導入以来、僕がこの治療にハマってしまったのは、そんな魅力があるからだと思います。保険外ではありますが、他の審美修復に比べ、比較的安価なのも魅力です。

 ただし、いくらダイレクトボンディングが優れた治療法だからと言って、一度大きく削られた歯は、修復が不可能な時があります。虫歯を大きく削って、銀歯を詰めたりかぶせたりする前に・・・・、一度ご相談ください。


参考ダイレクトボンディング、これからの審美治療




 
by healthcarenews | 2016-05-01 01:33 | 審美・ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディング、これからの審美治療

 今夜のヘルスケア通信は、最近どんどん症例が増えている「ダイレクトボンディング」の話です。

 まずは症例をご覧ください。
患者様は53歳、女性。
左下奥歯3本にダイレクトボンディングを行いました(黄色矢印)。

 術前です。
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 術後です。
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 どうでしょう?術後の審美感というか、スッキリ感は一目瞭然だと思います。

 この患者様の左下に入っていた銀歯。これはメタルインレーと言って、ひと昔前、いや実際は3年くらい前までは、もう当たり前みたいに行われていた治療です。
「虫歯がありますから、削って型を取って、次回銀歯を詰めますねー。」
なんて、なんの疑いもなく治療を受けられた方もたくさんいらっしゃると思います。
いや、私たち歯科医師ですら、「こういう虫歯は、こう治療しなさいね。」と、長年教えられてきたのです。

 いまでこそ、小さい虫歯は、保険診療で、歯と同じ色のプラスティックで詰める治療がかなりできるようになってきましたが(材料の進歩は凄まじいものがあります)、やはり割と大きな虫歯は、今でも、上の術前写真のように、歯を削って、型を取って、銀歯で詰める!、保険診療では、これが主流です。

 しかし、時代の流れは、この当たり前のように使われてきた金属を、あまり使わない方向に向かっていっています。審美的にももちろん、今は金属アレルギーの問題も、増えてきているからです。

 事実、この平成28年4月の保険改正で、本当に長い間使われてきた「アマルガム水銀充填」という治療が、保険診療から撤廃されました。日本では、この治療は2度と(保険では)行われることはないでしょう・・・。
「アマルガム充填」・・・どんな治療か?・・・こんな治療です。
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 見たことあるでしょう・・・。
 この患者様は31歳、女性。右下3本(矢印)にアマルガム水銀が詰まっています(いちばん奥はメタルインレー)。
 この治療も20~30年前まで当たり前に行われてきました。学校検診で「虫歯だねー。」って言われたら、もう何の説明も、選択肢もなく、2.3本いっぺんに詰められた、そんな治療です。
 僕自身、40年前、歯科医師だった親父から、この治療を当たり前にされましたし、この患者様も、小学生の時、「いつのまにか」治療された銀歯です・・・。

 まあ、アメリカでは一部いまだに使われている材料ですし、無茶苦茶有害、という訳ではないのですが、先程言った金属アレルギーの問題とか、環境汚染とか、審美的だとか・・・、まあそんなこんなで、もう日本では使うのやめようよ!って話になりました。これに代わる治療もできましたしね・・・。

 これぐらいの小さな虫歯なら保険診療のプラスティックでも、割と簡単に修復することができます・・・。
プラスティック充填、術後です。
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 とりあえず、かなりスッキリします・・・。
 このアマルガム水銀、外してみると、中に大きな虫歯ができていることも多いので、最近は患者様の了解が得られたら、外してなんらかの形で修復するようにしています・・・。

 さて、小さな虫歯は、保険診療のプラスティックでなんとかなるのですが、これが大きな虫歯となると・・・、技術的にもかなり難しく、保険のプラスティックでは強度が不足する時もあります。
ここからが、保険外診療ではありますが、高強度プラスティックによる「ダイレクトボンディング」の出番なのです。

 メリットを整理しておきます。
やはり保険外診療になりますので、それなりの高精度の治療になります。
・治療は5倍以上のルーペを用いて、高い精度を目指します。
・虫歯は染色剤を用いて、徹底的に除去しますので、ルーペの使用とあいまって、虫歯の取り残しが
ないようにします。
・プラスティックと歯とは、接着剤で接着しますので、保険診療のセメントに較べ、細菌の侵入が少なく、2次う触になりにくくなります。
・噛み合わせの部分をできるだけ本物の歯そっくりに彫刻します。
・費用は、1本あたり3~4万円かかりますが、セラミックでかぶせてしまう従来の審美治療に較べても、3分の1程度のコストで審美治療ができます。
・ケースにもよりますが、1本あたり多くは1回、難症例でも2回で治療を終えることができます。

 ただし、1本あたりの治療時間は、1時間から1時間半とかなり長時間かかります(^^;。
これだけは了承しておいて下さい。

 このダイレクトボンディング、下顎は口を開けたとき、金属色が意外と見える部分です。
ここを白くしておくと、笑った時の感じがかなり変わります。
いま、ダイレクトボンディングを行っている患者様も、多くは下顎を優先して行っています。
興味のある方は一度ご相談ください。



















 
by healthcarenews | 2016-04-03 23:04 | 審美・ダイレクトボンディング

セラミック、ダイレクトボンディング、ホワイトニングを駆使して審美修復を行った1症例

 今夜のヘルスケア通信は、審美修復カテゴリー。
「セラミック、ダイレクトボンディング、MTM(プチ矯正)、ホワイトニングなどを総動員して行った審美修復」についてです。

 まずは術前をご覧ください。
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患者様は52歳男性。左右の奥歯の銀歯の審美修復を希望され来院されました。
術前写真の両奥には銀歯が見えています。
一昔前は、奥歯にこんな銀歯が入っているのは当たり前の感がありましたが、虫歯そのものが減ってきたせいか、今では奥歯の銀歯でさえ敬遠され、審美修復を希望される方が増えてきました。

 精査したところ、両奥歯の咬合が低くなっていたため、まずは仮歯を入れ咬合を確保し、それから前歯のすき間を無くしていく治療をすることにしました。

 まずは奥歯を仮歯に替えました。(下、写真)
前歯はダイレクトボンディングで修復することにしましたが、このまま、正面のすき間だけ詰めると、前歯2本だけが異常に大きな歯になるため、思うほど審美的ではありません。
そこで、MTM(プチ矯正)で、すき間を調整したのち、修復することにしました。

 すき間が開いている前歯にプラスティックでボタンを作ります。
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両前歯にゴムをかけ、引っ張り寄せます。
同時に咬合も上げていきます。
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正面の歯と、その左右の歯のすき間のバランスが取れるところまで寄せていきます。
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両奥のセラミック修復を施します。(この時点で右上だけまだ仮歯です。)
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修復後、ホワイトニングを予定していたため、この時点では天然歯より、少し明るめの色で修復してあります。

 前歯のすき間にダイレクトボンディングを行います。
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 ここからホワイトニングに入ります。
やや白くなっています。
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 ホワイトニング継続中。
天然歯とセラミックの色調の差が目立たなくなってきました。術後です。
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改めて術前をご覧ください。
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時間はかかりましたが、術後は、
「口を開けて笑えるようになった。」
「自信を持てるようになった。」と喜んでいただけました。

 特に、前歯は、ダイレクトボンディングにより、ほとんど削らずに修復を行っています。
ボンディング技術が発達した今ならばこその良い治療になったと自負しています。
by healthcarenews | 2016-02-14 23:44 | 審美・ダイレクトボンディング

最新の審美治療・ダイレクトボンディングあれこれ

 2016年最初のヘルスケア通信はダイレクトボンディングの紹介です。
さて、審美修復治療の切り札として、昨年から本格導入したダイレクトボンディング(高強度コンポジットレジン修復)ですが、現代の歯科治療水準にマッチした様々なメリットから、かなり好評を得ています。

 まずそのメリットですが、
1.まずは審美的に仕上がる事。メタルフリー(金属を使わない)であるため、ギラっと目立つ銀歯になりません。
2.メタルフリーであるため、金属アレルギーの心配がありません。
3.高性能の接着剤を使って、材料を歯に接着していくため、保険の銀歯のセメントに比べ長持ちします。
4.これが最も大きいメリットですが、健康な歯をできるだけ削ることなく治療できますので、自分の歯を長持ちさせることが出来ます。

症例をご紹介していきましょう。

1症例目、50代女性。右下小臼歯(黄色矢印)。銀の詰め物をダイレクトボンディングしました。
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歯の咬み合わせの溝の部分にはステイン(着色剤)を加え、できるだけ本物の歯そっくりに仕上げています。
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2症例目、30代女性、右下奥歯の大臼歯。ダイレクトボンディングは高強度のレジン(プラスティック)を使っているため大臼歯にも使うことができます。
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今回は、年齢的にもステインは使わず、細部の溝を再現しました。綺麗に見えます。
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3症例目、ダイレクトボンディングは神経を取った歯にも応用できます。
 左上小臼歯、虫歯で神経を取ってしまいました。
上の写真、歯の真ん中に穴が開いているのが見えます。中に見える白と肌色のセメントは、神経の管の中に詰めるゴムとセメントの色です。昔の治療ではここまで来ると銀歯でかぶせてしまうか、高額のセラミックなどかぶせる治療がほとんどでした。
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下の写真。ダイレクトボンディング後です。
高性能の接着剤を用いて、強度の高いレジンで歯を作っています。ステインも加え本物の歯そっくりに再現。費用もセラミックでかぶせる場合に比べ3分の1程度で済みます。
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 ただし、すべての歯がこのようにダイレクトボンディングで回復できる訳ではありません。
そのためにもMI(最小限治療)を目指すスタンスが必要になってくるのです。
 もちろん、虫歯の状況や咬み合わせの状況により、ダイレクトボンディングでは対応できない場合もありますが、まずは、神経を無造作に取ってしまう前に、一度ご相談いただけたらと思います。
by healthcarenews | 2016-01-10 00:11 | 審美・ダイレクトボンディング

保険外(自費)ダイレクトボンディング、2症例

 今回は、臼歯(奥歯)の自費ダイレクトボンディングを2症例ご紹介します。
ダイレクトボンディングとは何のか?
ダイレクトボンディングで何を行いたいのか?をわかりやすく示してくれる症例です。

1例目。
52歳女性。
術前、左下一番奥の歯に、保険のプラスティックが充填してあります。(写真黄色矢印)
鏡で映しているので右下に見えますが、左下です。
一応、歯と同じ色で審美的(銀歯ではないという意味で)に充填されてありますが、歯の溝も無く、べたっと詰めてあるだけです。
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術後、超硬質プラスティックで、歯の溝まで再現して充填しました。(下写真黄色矢印)
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2例目
29歳男性。
術前、第2小臼歯にやはり保険のプラスティックがべたっと詰めてあります。
その歯が横から虫歯になりました。(黄色矢印)
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術中、横からの虫歯は開けてみるとかなり大きいものでした。古いプラスティックもこの際取ってしまいます。(黄色矢印)
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術後、内層から2重、3重に違う色のプラスティックを重ねて、歯の色を合わせていきます。
最後は超硬質のプラスティックで咬みあわせを作り、細かな溝を再現していきます。
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 このダイレクトボンディングと言う治療、まず審美的という意味では、銀歯よりはるかに審美的に仕上がります。従来の保険のプラスティック充填では、小さな虫歯ならある程度問題なく充填できますが、大きな虫歯になるとどうしてもインレーなどの選択をしないといけませんでした。

 では、ハイブリッドインレーやセラミックインレーと比べてどうか?
まずダイレクトボンディングなら、多くの場合、1日でその歯の治療を終えることができます(インレーなら型を取る日と詰める日と、必ず最低2回になります)。
 また、型を取って作った歯では、後から調整が必要なため、なかなか歯の溝の美しい再現が難しいのが現状です。その点、ダイレクトボンディングなら、直接口の中で作りこむため、充填にかなりの時間はかかりますが、その分綺麗に歯の咬み合わせの溝なども再現して仕上がります。
  その上、ダイレクトボンディングで用いる接着剤は、保険のセメントに比べ性能がいいので、2次虫歯の予防にも効果的です。

 特に、下顎の歯は、咬み合わせの溝まで、よく見える部分です。この部分の銀歯をダイレクトボンディングに替える、という治療は、セラミック冠などに較べるとローコストで、またCADCAM冠などと比べても削る量が少ないMI(最小限治療)時代のこれからのトレンドになるでしょう。
by healthcarenews | 2015-08-20 00:18 | 審美・ダイレクトボンディング

審美治療の未来は「ダイレクトボンディング」へ

 まずは下の写真をご覧下さい。
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 あー、また気持ち悪いもの見せて・・・、と眉をひそめた貴方・・・、ご安心下さい。
これは僕が作った作り物です・・・。

 この歯は、歯の部分から根っこの部分まで、すべて硬質レジンと呼ばれるプラスティックでできています。一部分たりとも人間の歯は使われていません。

 現代の硬質レジンの再現力はここまで来ています・・・。
ただし、簡単にできる訳ではありません。半透明や不透明な色が付いたレジンを何層にも重ね合わせて形を作り、白や褐色の絵の具で白斑や縞模様を再現しています・・・。

 これが「ダイレクトボンディング」と呼ばれる、これからのMI治療です・・・。

 側面です。歯の根に、ひび割れも再現しています・・・。
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 歯の裏側です。歯の裏に付いたヤニも再現(笑)。でも研磨が少し不足しています。
裏側なんで手を抜いちゃいました(;^ω^)。もちろん患者様の実際の歯には手抜きなんかしません!
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 歯を大きく削って、セラミックでかぶせてしまうのは審美的には簡単ですが、やはりかぶせるために多くの歯を削るのも事実です。削る量を最小限にして、かつ、一部分を硬質レジンで審美的に修復する・・・。これがダイレクトボンディングの醍醐味です。

 さて、この夏、私は、このダイレクトボンディングを極めるために、2週連続、暑い名古屋へ・・・(;´・ω・)。
まずは7月20日、21日。
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朝も早よから講習会場へ。席はいつもの前の方です・・・(笑)。
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 席に置いてあるレジメ。レジメの写真にあるように、半分に欠けた歯(虫歯の歯も)、何もなかったかのように修復するのがダイレクトボンディングの仕事です・・・。
後で判るのですが、机に置いてある2.5倍くらいのルーペではまったく役不足。
すぐにいつも使っている5倍のルーペにチェンジ。
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今回もいつもの仲間と一緒です。
と、いう訳で、夜は名古屋の街で飲み食い(;^ω^)。
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もちろん、講習は真面目に受けてきましたよ・・・。

 さて、その翌週7月25日、26日。
今度はさらなるステップアップを目指して再び名古屋へ・・・。
今回は二人抜けて、濃い友人と二人でさらにグレードアップ!
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 ドイツに本社があるカボとカー社の講習会です。
なかなか講習会の空きがない、ハイグレードな講習会です。
看板も外人さんが、白い歯を見せて笑っています(;^ω^)。
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 講習会場も、前回と比べてシックになって少人数ハイグレードな感じです・・・。
で、写真はここまで。
あまりに面白かったのと忙しかったのであとは撮る暇なし・・・・。

 この7月、この講習会のため、あっという間に終わってしまいました。
そして7月25日の土曜日は臨時休診致しましたので、ご迷惑をおかけした方もいらっしゃると思います。この場をお借りして、おわび申し上げますm(__)m。
ただでさえ予約が取りにくいのに・・・・。

 しかし、今回学んだことは、きっとまた皆様のお役に立つと思っています。
ご期待下さい。














 
by healthcarenews | 2015-07-29 00:59 | 審美・ダイレクトボンディング

貴方の健康の舵取りを。堺市北区中長尾町、山本歯科医院の歯科に関する情報のページです。


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