ヘルスケア通信

newshealth.exblog.jp ブログトップ | ログイン

<   2010年 03月 ( 11 )   > この月の画像一覧

勉強会風景

先日、3月27日の土曜日の夜、友人の診療室で勉強会をやりました。
大学時代の友人で作ったスタディグループで、2.3ヶ月に1回、土曜か日曜に集まって、もう20年以上続いています。いつもカメラを持っていくのを忘れて、アップできてなかったのですが、今回は忘れず持っていきました。

みんな勉強熱心で、最新の情報と最新の技術をぶつけあいます。文字通りの切磋琢磨で、それがとても刺激的で、いまの診療スタイルがあるのも、この仲間がいたおかげとも言えます。

でも、不思議なことにみんなそれぞれ自分のポリシーとスタイルがあって、それは頑固なまでに変わりません。このやり方がいいと教えても、皆、自分が納得するまで変わりません。また僕もそうです。
それぞれが常に情報交換し、刺激しあいながらも、それぞれの診療室はまったくそれぞれのスタイルを貫いていて、まったく同じところはありません。ただひとつ共通しているのは、皆、常に患者さんのためにベストな治療を模索していること。それがまた、この勉強会が長く続いている理由なのかもしれません。
b0119466_23161013.jpg
b0119466_23162014.jpg
b0119466_23162788.jpg
b0119466_23314020.jpg

by healthcarenews | 2010-03-28 23:58 | 最近のあれこれ

できるだけ痛くない治療のために 2

できるだけ痛くない治療のために、僕がやっている工夫をご紹介します。
麻酔の注射を、できるだけ痛くないようにする工夫です。

まずは表面麻酔を塗ります。
表面麻酔とは、麻酔の針が入る粘膜を、塗り薬で痛くないように麻痺させる薬です。
b0119466_1435337.jpg
脱脂綿に少量付けて、粘膜に5分ほど作用させます。それでも完全に痛みゼロとはいきませんが、あるとないとは大違い。子供でもまったく麻酔に気がつかない時もあります。

麻酔液は、保温器で温めてあります。
いくら表面麻酔をしても、体内に冷たい麻酔液が流れ込んでくれば、刺激が痛みとなって感じます。ですから麻酔液も最初から保温器で体温近くに温めてあります。
b0119466_1433064.jpg

ついでに注射器も温めてあります。冬の朝なんか、冷たい注射器の感触がくちびるに触れただけで、ぞっとした方もいるのではないでしょうか?
注射をされる寸前は、みんな体がカチカチになって、刺激に敏感になっています。ですからできるだけ刺激が少ないよう工夫をしています。

次は、注射針。31ゲージ(太さ0.22ミリ)と呼ばれる細い針を使います。従来は27ゲージ(0.36ミリ)が主でしたが、やはり太い針よりは、できるだけ細い針のほうが、注射時の痛みは少なくなります。
31ゲージが登場するまでは、これより細い針は、インシュリンの自己注射用に開発されている程度でした。

あと、麻酔の効きにくいケースには電動注射器を用います。
b0119466_1442638.jpg

虫歯で、神経がズキズキ痛んでいるときは、なかなか麻酔が効きにくい時があります。
そういう時は、電動注射器を使います。機械が、麻酔液を一定の量、一定のスピードで注入してくれるので、痛みが少なく麻酔を効かせる事ができるのです。

注射の時の、最後のコツは「呼吸」です。
こわがりの方なんかは、事前によく深呼吸してもらい、息を吐いた時を見計らって麻酔を打ちます。
痛いのを我慢しようとして、息を止めたりしたら、筋肉が硬直して、針も進まず、余計痛い思いをします。どうか、リラックスして、深呼吸してください。

そうそう、痛くない痛くない、と思い込むのも、効果的らしいですよ(笑)。
その訳はこちら
by healthcarenews | 2010-03-14 15:15 | 無痛治療・痛くない治療

できるだけ痛くない治療のために 1

よく無痛治療という言葉をHPの宣伝で目にします。

しかし、僕自身は「無痛治療」という言葉には、正直、とても違和感を感じています。
お口の中は、恐ろしく敏感なセンサーだらけだからです。

歯の根は顎の骨の中に埋まっているのですが、根と骨の間には歯根膜と呼ばれるセンサーがあり、その感度は約30ミクロン、赤血球3個分の厚さを感じ取れます。

舌は、ご存知のように、指では判らない凹凸まで感じ取る繊細で敏感な感覚器です。唇も同様。

私見ですが、口は栄養を摂取する最も重要な器官ですので、ここが鈍感で未発達な生物は、進化の歴史の中で停滞しているか、とうに絶滅していると思っています。

こんな敏感な器官を相手に、完全に「無痛」というのは、どうでしょう?
痛みの感じ方も、個人差が大きいですしね ((^^;))。
できるのは、自分の口のように「できるだけ痛くないよう、優しくていねいに扱うこと。」です。

でも、どんなにていねいでも麻酔の注射が痛いのはイヤですよね(笑)。
次は、注射が痛くないように、当院でやっている工夫をご紹介します。
by healthcarenews | 2010-03-13 23:54 | 無痛治療・痛くない治療

いわゆる典型的な歯周病治療

初診時2003年 36歳男性です。
一見、重症の歯周炎に見えますが、実は典型的な歯周病症例でもあります。
b0119466_1791210.jpg

歯周病の初期は、自覚症状がまったくありませんので、本人が気がつくのも遅かったのでしょう。
また、おそらく痛みとして感じることも少なかったのだと思います。
初診時の訴えは、歯茎の腫れが気になる、ということでした。
たぶん出血もあったと思いますが、そのうち歯医者に行こう行こうと思いながら、気がついたらこんな状態に・・・。
仕事場の友人の紹介で来院なさいました。

この方の口の中に感染している細菌は、ほとんどが歯周病菌だと思われます。
ですから、虫歯はほとんどありません。治療方針は簡単明瞭。
ひたすら、お口の中のクリーニング。歯周病菌の除菌です。
外科的な処置も要らず、SRPだけで治療できました。

下の写真は、2006年のものです。
b0119466_1785420.jpg

見た目は劇的に変化しています。
しかし、長期間の間、少しずつ進行した慢性感染だったため、除菌を行っても、歯肉が安定するまでには、かなりの期間がかかりました。歯肉の中に細菌の毒素が残り、それが抜けるまで時間がかかると解釈してください。

もっと初期の歯肉炎なら、クリーニング後3ヶ月くらいで、簡単に改善します。

この患者様も、いまでも継続してメンテナンスを続けておられ、安定した状態を保っています。
by healthcarenews | 2010-03-13 20:03 | 歯周病治療

生まれつきの歯の形態異常のセラミック修復

生まれつき歯を形作るエナメル質が弱く、虫歯でもないのに歯がポロポロ欠けていく病気があります。この患者様も小さいときから悩んでいましたが、就職を機会に思い切って審美治療を受けられことになりました。
b0119466_13353942.jpg
上は術前です。もともとオリジナルの自分の歯の形は失われていますので、一から作り直さねばなりません。
b0119466_13355699.jpg
まずは蝋型を作って、仮合わせをします。口の中で他の歯の形や唇の形に合わせて、蝋を削って形を整えていきます。
b0119466_1336510.jpg
スマイルラインもチェックします。美しい笑顔のためには必須です。問題なさそうです。
b0119466_13361421.jpg

術後写真。色調も、歯肉との調和もとれたセラミック修復が出来上がりました。
患者様も大変満足していただきました。
by healthcarenews | 2010-03-13 13:57 | 審美治療・セラミック

1部分の歯のホワイトニング 3

左上(向かって右側)2番目の歯の変色を気にされ来院された患者様です。
何らかの理由で歯の神経が死んでしまったような歯は、このような変色を起こすことがよくあります。
b0119466_23351565.jpg
術後です。
b0119466_23352750.jpg
部分的にレーザーホワイトニングを行いました。ストロボの反射で少し見にくいですが、色調はかなり回復しています。完全に生きている歯と同じ色調とはいきませんが、ご満足いただきました。
ホワイトニングは保険外の治療にはなりますが、例えばセラミック修復に比べ5分の1程度のコストで済み、また自分の歯も削らないで済むので、価値の有る治療だと思っています。

当院では少数歯、部分的な歯のホワイトニングには、オフィスでのレーザーホワイトニングを。
多数歯、上下の歯のホワイトニングにはホームホワイトニングをお勧めしています。コスト的にもホームホワイトニングのほうが安価に済みます。

たまに、家でやるのが面倒くさい・・とか、オフィスホワイトニングでさっさと済ましたい・・などの理由で、多数歯のオフィスを希望される方もいらっしゃいますが、最近のホームホワイトニングは性能が高く、短時間で成果がでます。また後戻りもホームのほうが少ないというデータが出ています。

逆に、オフィスでも数回かかる場合もあり、アポイントの取れるタイミングによっては、ホームより時間がかかる場合もあります。

症状に応じて、どちらか、あるいは両方を用いることで、効率よく成果があがります。
by healthcarenews | 2010-03-09 00:18 | ホワイトニング

長期メンテナンス症例より.3  老化で歯は無くならいという事

 患者様は83歳男性。この3月末で84歳になられます。
b0119466_2363628.jpg

 上の写真は2000年8月 74歳のときの写真です。初診は、もちろんもっと前になりますが、やはり残念ながら写真がありません。

 この方も特に歯性が良かった訳ではありません。事実、18年ほど前、メンテナンスに入る前は、上下両側の奥歯に虫歯ができていて、左上3本、右下2本、左下1本を抜歯した後、計19本の冠やブリッジを入れています。
 もともと、歯の着色や、ひびわれが多い方でしたので、セラミックを使い、着色、ひびわれを精巧に再現して修復しました。そのため、ぱっと見は、どこを修復してあるのか判らないかもしれません。いずれ、これはまた、セラミック修復のカテゴリーででもご紹介しましょう。

 下の写真は最近撮影したものです。
b0119466_2364550.jpg

奥歯のセラミックには何の問題もありません。
メンテナンスにより虫歯と歯周病は長い間、良好にコントロールされてきています。
8020も軽々と突破しました。

 しかし、年齢と共に歯は少しずつもろくはなりますので、前歯の先のほうが、少しずつちびてきています。これはまた元気に噛んでいる証拠でもあります。

 ただ、最近、少し甘食が増えてきました。
甘いものがおいしくてしょうがないそうです(苦笑)。
 年を取ると唾液の緩衝能(虫歯菌が出す酸を中和する、唾液の歯を守る力のひとつ。)が落ちてくるため、虫歯になりやすくなります。だんだん歯を磨くのもめんどくさくなってきたみたいで、前歯に少しずつ虫歯になりかけの部分ができてきています。
 でも、ここまでがんばったんだから、もう思う存分好きなものを食べて下さい、と話しています。メンテナンスに通って下さる限り、私たちが歯を守り通します。
by healthcarenews | 2010-03-06 00:13 | 予防歯科・メンテナンス

マグネットアタッチメントを用いた症例

今回は磁石を用いた義歯症例をご紹介します。
b0119466_16563717.jpg
初診時の写真です。左下の歯が2本折れてボロリと取れました。ご覧のように中は虫歯でどろどろです。この歯は入れ歯の針金がかかる歯で、強い力がかかるため、このままでは使えません。また土台を作ってかぶせても、無理な力がかかり、すぐに折れてしまうでしょう。このようなケースにはマグネットアタッチメントがとても有効です。
b0119466_16564513.jpg
虫歯の部分を削り取り、歯周治療を行い、歯肉の治癒を待って、磁石に吸い付く金属のふたをします。通常の歯科用金属は磁石には付きませんので、特殊な金属が必要になります。
ここで、歯を付け根で、平らに切ってしまう事により、歯への横方向の無理な力や、噛み合わせの無理な力を減らすことができます。
入れ歯がはずれようとする力には、磁石が吸い付くことで、義歯を安定させます。
b0119466_1657132.jpg
入れ歯の中には写真のように磁石が仕込まれています。
b0119466_16571251.jpg

マグネットアタッチメント義歯は大変有効な治療ですが、成功のためにいくつかのキーポイントがあります。まずできるだけ複数用いることです。
残り1本の歯になってから、磁石を用いるのは、さすがに負担が重く、長い寿命が期待できない場合もあります。また、できるだけ剛性の高い義歯に用いること。メタルプレートなどの剛性が高い義歯に用いることで、それぞれの磁石の位置がずれずに、長期間磁石の性能を安定させることができます。くわしくは担当医にご相談ください。
by healthcarenews | 2010-03-03 17:23 | 入れ歯、義歯治療

煙草を吸いながらのアンチエイジングはナンセンス!

b0119466_1342177.jpg
b0119466_1343116.jpg

まずはこの2枚の写真を、よくお較べ下さい。

この2枚の写真を見せて、どちらが若い時の写真と思いますか?、と問うと、おそらく皆、下のほうが若いと答えると思います。

しかし、正解は、上の写真。下の写真は、上から2年後の写真です。その間、若返るために何をやったのか?おこなったのは、歯のクリーニングと禁煙です。

特に煙草は、皮膚、粘膜の血流を阻害して、代謝を悪化させます。つまり老化を助長するのです。
しみ、しわ、白髪、抜け毛・・・皮膚の血流悪化は、いろんな老化の引き金になります。

いま、アンチエイジングが流行しているようですが、ご覧のとおり。
煙草を吸いながらのアンチエイジングはナンセンス!
by healthcarenews | 2010-03-03 01:42 | アンチエイジング

長期メンテナンス症例より.2

患者様は現在73歳の女性です。
b0119466_0443038.jpg

上が初診時の写真。現在のデジカメシステムとは違っていたため、画像が悪い点はご容赦ください。
画像中にも書いてあるように1999年。10年ちょっと前、63歳の写真です。重度の歯周炎で下顎の前歯は抜け落ちて、残っている歯も歯茎が大きく減っています。
上顎の前歯も歯茎が真っ赤に炎症を起こしています。

古い冠ははずし除菌処置をきちんとおこないました。その他は最小限の治療にとどめ、メンテナンスに入りました。
b0119466_23150009.jpg
上は2年後、2001年の写真です。歯肉は血色のいい綺麗な色になっています。
b0119466_0444874.jpg

下は、現在、2010年1月末に撮った写真です。この間、肝心の身体の方が、腎不全をわずらい、透析が始まるなど大きな変化を経験しました。腎不全を起こすとカルシウムの代謝が悪くなるため、歯を支える骨が大きく失われます。この患者様も多少骨を失いましたが、いつもピカピカに歯を磨いてくれてますので、破壊は最小限で抑えられ、歯肉はきれいに引き締まっています。この10年間、時折、簡単な補修や、歯肉が腫れたりすることはありますが、ほとんどが軽症で済み、1本の抜歯もありません。
この患者様も、欠かさず3ヶ月に1回、きちんと来ていただいてる患者様です。もちろん体調の悪いときとかは、メンテンスの期間に変動はありますし、またそんな時は、体調に応じた柔軟な対応をさせていただいています。このように生活の中で基本的なコントロールを受けるだけで、歯はわりと簡単に、十二分に守ることができるのです。
先日のメンテナンスのとき、8020達成まちがいなし!と太鼓判を押させていただきました。
by healthcarenews | 2010-03-03 00:47 | 予防歯科・メンテナンス

貴方の健康の舵取りを。堺市北区中長尾町、山本歯科医院の歯科に関する情報のページです。


by healthcarenews
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite