ヘルスケア通信

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ひび!・ヒビ!・クラック!・crack!・・・顕微鏡でできる事。

 さて、今夜もマイクロスコープで何ができるのか?という話の続きをしていきましょう。

 明らかに虫歯や、歯周病などで痛みが出ているケースは別として、一度治療してある歯が、思わぬ所で痛みや腫れが起きたりした場合、確定診断の難しいケースが時にはあります。そういう歯の治療の場合、最近ではかなりの割合で、治療期間中、1度はマイクロスコープで中を覗くようにしています。
 
 その時、何を探すのか?それは歯の「ヒビ」、歯の根っこの「ヒビ割れ」です・・・・。

 まずは1枚目、右下小臼歯。かぶせてある歯が痛みだしました・・・。虫歯でも歯周病でもありません・・・。
かぶせの金属は外さずに慎重に上から穴を開けて、病巣を探します・・・。ヒビです・・・(黄色い矢印)。
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拡大してみましょう。ヒビです・・・。
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2症例目、左上大臼歯のごく一部にレントゲンの影がありました。歯の根のごく一部にヒビが入っていました(矢印)。
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3例目、ヒビの原因はほとんどの場合、噛む力によるものです。人間の噛む力は想像以上に強力で、金属のかぶせでも時には噛み割ってしまいます。(矢印)
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4例目、メンテナンス患者様ですが、やはり時々想定外の痛みや腫れが出ていました。
やむを得ずかぶせを外して見ると、案の定ヒビが入っていました(矢印)。
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5例目、これも時々、体調の悪い時、プクリと腫れる歯でした・・・。ヒビ割れから歯ぐきのピンクが見えています(矢印)。
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6例目、まだ若い患者様だったのに、年齢の割にはレントゲンに大きな影が・・・。覗いて見るとやはり歯のヒビ割れが縦にまっすぐ入っていました・・・(矢印)。
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7例目、体格の良い方は、噛む力も強いものです。柔道やウェイトトレーニングをされている方なども、要注意と言えます・・・。ヒビです・・・(矢印)。
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 まだまだ、同じような症例はたくさんあります。ここではその一部しかご紹介できませんが、おかげさまで最近では、その腫れ方や痛みの出方、レントゲンの影の状態で、かなり、ピン!と来るようになりました・・・(汗)。

 では、ヒビが有るか無いかで、治療がどう変わるのか?
 まず第一に知っておいていただきたいことは、歯のヒビは、骨のヒビと違って、もう2度と自然にくっついたり、治ったりすることはないと言うことです。だから、大きなヒビが入っている歯は、基本的には「抜歯」になる、と考えて下さい。ですから、大きなヒビが入っている歯を、ヒビに気づかずに長期間治療すること全く時間の無駄、と言うことになります。

 小さなヒビ割れの歯の場合は、その時点では抜歯せず、慎重に経過観察をしながら残すことができることもあります。でも、その場合でも噛み合わせのさせ方や、治療の考え方がまったく違ってきます・・。
ヒビ割れの歯には、それなりの対処があります。これはまたいつかお話しましょう・・・。

 何より大切なのは、その歯にヒビが入っていることを患者様に理解してもらうことです・・・。時々、不調を起こす、その歯の不調の原因を、原因不明と一言で片付けるのではなく、肩こりや体調のせいにするのでもなく(もちろん、そういう場合もあります・・・)、キチンと説明できることが、治療の第一歩になるからです。
by healthcarenews | 2014-06-09 23:41 | マイクロスコープ・根管治療

貴方の健康の舵取りを。堺市北区中長尾町、山本歯科医院の歯科に関する情報のページです。


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