ヘルスケア通信

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「メタルフリー」へと続く道・Part2 アマルガム合金について・前編

 今夜のヘルスケア通信は、「メタルフリー」へと続く道、の第2夜です。
前回にも少し触れましたが、歯科でお口の中に使われる金属は、大きく分けて
1.アマルガム合金
2.金銀パラジウム合金
3.銀合金
4.チタン合金
5.コバルトクロム合金
6.金や白金などの貴金属
などなどです。

 今夜のテーマはその中の、1.「アマルガム合金」についてです。
「アマルガム合金」とは、銀やスズ、銅や少量の亜鉛などの金属を「水銀」と混ぜて「練り合わせて作る合金」の事です。
 混ぜ合わせた当初は柔らかいため、型を取る必要が無く、削ってすぐに虫歯の穴などに詰める事ができます。
硬化すると固い金属に変わり、少し膨張するため、虫歯の穴に密着してしっかりと詰める事ができます。

 とにかく簡単で安価で丈夫。「接着」のための面倒な下準備も要らず、銀の殺菌作用のせいか少々虫歯の取り残しがあっても「それなり」の治療ができるため、今から40~50年前の「虫歯の洪水」と言われた時代、歯医者さんが患者さんであふれた時代には、非常に重宝された治療法でした。

 40代から50代の方なら心当たりがあるでしょうが、学校検診で「虫歯だねー」って言われて、歯医者さんに行くと、ろくな説明も無くチャチャっと削って詰められた「銀歯」、そうアレです(^^;。

まあ、下の写真のコレ(黄色矢印)とか・・・・、
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コレとか・・・、
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コレとか・・・、
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コレなどです。
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 上の写真の症例でも、もう何十年もお口の中で痛くなく噛めていて、あの訴訟大国で安全性にうるさいアメリカでも50年以上問題にならずに使われてきた材料ですので、一概に「悪い治療」と言う訳ではないのですが・・・、まあ、コレに変わる「接着治療」が確立した現代では、使う理由は無いですねえ。

 アマルガム治療は、虫歯の治療が、
「歯科医院は歯が悪くなってからかかるもの」
「穴が開いたら削って詰めたら治療は終わり」
「どうせ、また悪くなる」
 そう思われていた時代~歯科治療が、長期的な全身の健康を守るなど、まったく考えられていなかった時代~の、前時代の遺物と言えます。
日本でも2~3年前に、保険診療での使用が廃止されました。

 簡便なアマルガム治療ですが、現代で用いるにはアマルガムには三つの大きな欠点があります。

 アマルガム合金の、大きな欠点のひとつ目はまず金属に「水銀(無機水銀)」が使われている事。
水俣病で有名な「有機水銀」ほど強い毒性がある訳ではないですが、長期間使用しているうちに唾液で溶けて、粘膜や消化器官から吸収されて体内に蓄積されて毒性を発揮すると言われています。

 人を脅かすようなサイトを見れば、「アマルガム(水銀、スズ)は、神経毒性が強く!、不眠、イライラ、めまい、肩こり、頭痛、アレルギー、アトピー性皮膚炎の原因になり、免疫力が落ちてリウマチなどの膠原病や、不妊の原因にさえなる」などと書いてあります・・・・(-_-;)。
 まあ、小学校の頃にアマルガムを詰めて、50代60代までピンピンしている人がほとんどですので、上のようなサイトの情報を鵜呑みにしてはいけませんし、不必要に恐れて過剰に反応する必要はありませんが、金属アレルギーの原因になることは間違いないと思っています。
 また、原因不明の体調不良に悩まれている方が、アマルガムを除去することで回復するなら、それはそれで素晴らしい事だと思います。

 50代60代を超えてくると、ホルモンバランスの狂いや、体力、免疫のバランスの悪化も、「老化現象」として起きてきますので、その不安定要素を減らすためにも、最近では患者様の了解が得られたら、できるだけアマルガムを外してプラスティック(コンポジットレジン)などで詰め替えるようにしています。

 二つ目の欠点は、見た目が審美的に悪い事。
単なる銀色ではなく、年数が経ってくると金属が劣化して黒い銀色に変わってきます。
上の写真でもそうですが、単に金属が劣化するだけでなく、銀が溶けだして、周りの歯まで黒く変色させていきます。
これは、歯の歯質そのものを変色させますので、後からアマルガムだけ除去して、プラスティックを詰めてもきれいな色にもどらない時があります。

 三つ目の重大な欠点は、(現在の予防歯科的見地から言うと、僕的にはこちらの方が重要なのですが・・・)アマルガムは歯に接着性が無い事。
そのため、長期使用で、歯とアマルガムのスキマに知らないうちに深い虫歯が出来ていたり、歯が割れたりすることです・・・(-_-;)。
 また、これはこれで、多くの症例と写真が必要になります。
こちらの話は後編に回しましょう。


 


 




# by healthcarenews | 2019-01-22 13:26 | 虫歯治療・MI治療

「メタルフリー」へと続く道・Part1 歯科用金属の功罪について・・・。

 2019年、最初のヘルスケア通信は、昨年末からの続きで「メタルフリー」をテーマにしていきたいと思います。

 2018年、年初から集中して「インプラント」をテーマにしたように、今年の年初の特集は「メタルフリー」。
まあ、「インプラント」ほどたくさん書くことがある訳ではありませんが、逆に、「インプラント」が虫歯が重症になって、いよいよ歯を抜かないといけない段階まで来た患者様の悩ましい選択肢として上がってくるのに対し、「メタルフリー」は、最初の虫歯の1本から、いや、最初の虫歯の1本だからこそ考えておかないといけないテーマで、老若男女、健康な歯の方も含め、多くの患者様に非常に身近なテーマなのです。

 2015年7月より始まったダイレクトボンディングは安定した成績を残していますし、2018年にバージョンアップしたオールセラミックスの接着システムも、時間はかかりますが、非常に好成績を残してくれており、これで当院で安心して「メタルフリー」治療を提供できる環境が整ったと思っています。

 くしくも、今年の5月には「○○元年」と年号が変わります。当院も、今年はそれにあやかって「メタルフリー元年!」(笑)として(冗談ではなく)、真剣に患者様の事を考えてメタルフリーに取り組んでいきたいと思っています。

 「メタルフリー」治療、医院によってはノンメタル治療と呼ぶこともありますが、まあ簡単に言うと、お口の中に行う歯科治療に際し、金属を使わない治療の事です。
何故「メタルフリー」に真剣に取り組むかと言うと、やっぱりそれが良いと思うからなのですが、その説明のためには、歯科の治療に使われている金属について、ちゃんと説明しておく必要があると思います。

 で、メタルフリー特集Part・1は歯科用金属の功罪、から・・・。

 まず誤解の無いように最初にお断りしておきますが、歯科用金属として今まで歯科で長く使われてきた金属は、その時代時代のニーズにマッチした、どれも素晴らしい性能を持つ材料です。
 金属アレルギーの問題のように、有害な部分も無視はできないのですが、歯科治療から金属の使用を永久に完全に「ゼロ」にすることは、コストと材料の性質の問題から見ても非現実的で、非常に難しいと思っています。

 特に、金属が持つ大きな長所は「丈夫」な事です
歯には、時には体重と同じかそれ以上と言われるくらいの「強大な噛む力」がかかるのですが、金属なら噛む部分を厚さ0.3㎜ぐらいまで薄く仕上げることができます。
 それは、クラウンとして歯をかぶせてしまう時は、歯を削る量を薄く最小限に抑える事ができますし、ブリッジとして複数本つなぐ場合も、削る量を最小限にして薄く仕上げて形や舌触り良くし、その上でブリッジの強度を十分に保つことができます。
これはオールセラミックスやプラスティックにはできない芸当です。

 もうひとつ、金属は技工のやりやすさも大きな長所で、丈夫な事とあいまって、非常に繊細な加工が可能になります。
例えば、指輪やネックレスなどの貴金属を想像して頂ければ良いと思います。
あれこそ金属ならではの繊細な加工性が生み出すもので、仮に大きいダイヤが付いていたとしてもセラミクスだけの太い指輪やナイロンの糸でつながれたダイヤのネックレスに心がときめくでしょうか・・・?

 では、なぜ、今メタルフリーなのか・・・?
実は、クラウンやブリッジでは、いまだに有利な面も持つ「金属」ですが、特に小さな歯の「詰め物」となると現代では事態は大きく変わってきています・・・。

 画像をご覧ください・・・。
奥から2番目の歯の銀歯の周辺が真っ黒に変色しています。
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 患者様は48歳、女性。
 20年以上前に詰めた銀歯が腐食し、中が2次う蝕(1度治療した歯のスキマからまた虫歯になること)になりました。残念ながら虫歯に気付くのが遅れたため、この歯は神経を取ることになりました・・・。
 しかし、この患者様は、実は銀歯以外のところは虫歯になっていません。もともと虫歯にはなりにくい体質なのです。ところが、銀歯の部分だけが神経を取るくらい虫歯が進んだのです。ここに金属の詰め物の大きな問題があるのです!

 この治療に使われている金属は、一般に「アマルガム」と呼ばれている金属です。
その他に、歯科で使われている金属は、細かく分ければまあ無数にあるのですが、大きく分けると、この「アマルガム合金」、「金銀パラジウム合金」「銀合金」、金や白金などの「貴金属」そして、インプラントに使われている「チタン合金」などがあります。

 次回からは、そのそれぞれの金属について、もう少し詳しくお話をしていきたいと思います。

 最後に、最近のダイレクトボンディングの症例を一例ご紹介して、本日の話を終わりたいと思います。
最新のダイレクトボンディングのテクニックは、ここまで自分の歯を再現する事ができます。
これが、私がダイレクトボンディングにはまった理由です。

 この患者様も48歳、女性。若い頃、無造作に銀歯が入れられていた世代でもあります。
下は術前写真です。
大臼歯に2本、銀歯が入れられています・・・。
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 術後です。
黄色矢印、一番奥の歯を、銀歯をはずし、ダイレクトボンディングで修復を行いました。
歯の溝を彫刻し、着色もほどこし、機能も含め本物の歯そっくりに修復しています。
赤矢印は、この時点ではまだ仮歯です。セラミッククラウンで修復予定です。
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 銀歯があると、どうしてもお口の中が暗く見えてしまいます。
奥歯をメタルフリーにすることで、歯肉の色調も明るく改善したように見えます・・・。

 2019年の診療は1月5日から。その朝一番の患者様はセラミックインレーの型取りの予定です。
「メタルフリー元年」を象徴するようなさいさきの良いスタートになりました。がんばって良い結果を出したいと思います。

 



# by healthcarenews | 2019-01-02 20:17 | 審美治療・セラミック

2019年、明けましておめでとうございます!

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今年は是非とも、みんなが不安の無い平和な年になりますように・・・・。

「ところで、お前誰だ?・・・・・」              
ピピです!
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# by healthcarenews | 2019-01-02 18:27 | お知らせ

2018年の思い出・・・、「メタルフリー」へと続く道、第0章。

 2018年も残すところあと1日・・・・、と言う訳で、今夜は今年の総括を・・・って感じで振り返って見ました。
今年も自分なりに精一杯やったつもりですが、同時に、あっという間に過ぎてしまった感も年々強くなってきています(^^;。

 まずは良くある話なんですが、1年の流れはその前の年の終盤辺りからピピピっと来ていたりします。
今年の大きな流れは、去年(2017年)の11月26日、東京、品川での「セラミックインレー」のセミナーから・・・・。
 このネタも、アップしていたつもりだったのですが、探してみても無くて、きっとすっかり忘れていたんでしょう(笑)。

 「Kerr」社は、ドイツの歯科材料メーカーで、「メタルフリー」をテーマとしたセミナーも数多くやってくれています。
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 「メタルフリー」治療とは、歯科治療の中で、お口の中に金属を用いない治療の事。
従来からある「金属(メタル)」を用いた歯科治療は、「丈夫」で「安価」という大きなメリットはあるのですが、金属アレルギーなどの身体に対する障害の問題も、現在では無視できないほど大きくなってきています。また保険診療という枠組みの中で安易に行われると、歯を削りすぎたり、セメントが長期間持たず、虫歯が拡大する原因になったり、歯が割れたり、と、かえって体やお口の中を害する結果になったりもします。
 もちろん、審美的、見た目の問題も特に女性にとっては無視できない大きな問題で、虫歯が大量に発生していた30~40年前はともかく、多くの虫歯が予防できるようになった現在、その数少ない虫歯の治療に、従来通りの金属を用いる治療が最善なのかは、正直疑問を持つところです。

 さて、今日はその「メタルフリー」を目指すためのセミナー。
遠く富士山が見える(赤矢印)くらい好天の日に、朝から脇目もふらず品川の高層ビルにこもります・・・・。
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 見渡すと東京タワーも見えます。東京が一望できる一等地の高層ビルにいるにもかかわらず・・・・、
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気が付くと夕方になっていました・・・(^^;。
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 ここで、徹底的に最新のセラミックインレーのコンセプトを学び直しました。
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 改めて従来の金属を用いた保険治療の限界と、金属を用いない修復のメリットと可能性を教えられました!
下の「治療修復のサイクル」の図は、この時学んだもので、歯科治療した詰め物が、どれくらいの平均寿命かを、口腔衛生学会が疫学的調査をしたものです。
これは、従来型の安易な治療の繰り返しが、結局、歯の寿命を縮める可能性もあることを伝えています。
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 まあ、このネタは年明けから改めてきっちりやっていきましょう。

 さて、ここからが本番の2018年の思い出になります(^^;。
 1月には、根管治療の2日間コースハンズオンセミナー。
少人数で、手技実習をじっくりやるタイプのセミナーですが、これは写真がありません(;'∀')。
ハンズオンセミナーは、忙しくて写真撮る暇ないんです!

 2月3日、昨年11月26日の東京医科歯科大学、風間先生のセラミックインレー、ハンズオンセミナーのアドバンスコース。これは名古屋・・・。
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 これもハンズオンセミナーなので写真無(笑)。
ここでは模型を使って、終日、オールセラミック修復の形成と接着の最新テクニックを実習しました。
そして今年は、この後、大変多くの患者様にご理解を頂き、金属の詰め物をセラミックインレーに交換させて頂きました。


 4月20日~22日、阪大で日本顕微鏡歯科学会がありました。これはマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使う先生たちが集まる学会です。
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いつもの友人たちも・・・。彼らもマイクロスコープのユーザーです。
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 6月18日には地震が来ましたねえ。写真は無いですが、友人たちに少し被害が出ました(-_-;)。

 7月29日、東京でインプラント学会が・・・、しかし台風で新幹線が止まり出席できず(;´д`)トホホ。
 
 8月11日、待合室を少し改装しました。
まずは改装前の写真。
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 ポスターなどの掲示用にと平成15年、診療室改装時に作ったものですが、今はパソコンとモニターがその役目を果たしています・・・。
時は流れ、時代は変わるものです・・・。
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 改装後・・・、クロスを張り替え、特診に置いてあったリトグラフをこちらに移しました。
かわりに特診には窓を作りました。(嘘です、絵です。)
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 9月4日、大阪に台風21号が直撃しました!
関西に大変な被害が出ました。
まあ、当院は被害は軽微な方ですが、一部屋根が飛びました。
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 でも、最も震撼したのは、これ!
実家のエアコンの室外機が今にも落ちそうに・・・。
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これも、奇跡的にその日のうちに事態が収拾出来て、被害は軽微でしたが・・・(;'∀')。
 
11月11日、今度こその東京でインプラント学会。これは出席できました(笑)。でも写真無し(^^;。

12月9日、僕の「ダイレクトボンディング」の師匠にあたる井野先生のセミナー、イン名古屋・・・。
セミナー中の勉強スライドの一部です。
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 ダイレクトボンディングとは、当院でも行っていますが、強化プラスティックを用いて、金属部分や虫歯を本物の歯そっくりに詰める技術です。
もっとも、その本来のメリットは、マイクロスコープや高倍率ルーペを使った徹底的な虫歯除去と金属を使わない精密な接着治療なのですが、結果、境目のない本物そっくりの歯に仕上げることができます。
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 上の写真は、ダイレクトボンディングに使う道具と材料。
何種類もの硬度や色の違うプラスティックを使い、精密に仕上げていきます。(治療に1本1時間半から2時間ぐらいかかります(^^;。)
でも、症例が合えば本当にキレイに仕上がるので、今、当院でイチオシの治療のひとつです。

 セミナー後は井野先生とツーショット。
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 って、感じで、2018年は、山本歯科医院は金属を使わない「メタルフリー」の方向へ大きくシフトチェンジしました!
もちろん、この話も来年早々、じっくりと話をしたいと思っています。

 で、この流れは来年につながります。
師匠、井野先生のハンズオンセミナー、ダイレクトボンディング編、やはりイン名古屋・・・、マイクロスコープユーザー限定・・・(^^;。
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 130分の24(8×3回)、という難関の抽選を突破して、見事セミナーに当選したので3月3日に行ってきます。
マイクロスコープユーザー限定、ってちょっと敷居が高いですけど、僕もマイクロ使いだして5年になりますので負けずに頑張ってきます。

 ああ、もうこんな時間!年内ここまでかなあ(;´д`)トホホ。
また来年、ってもうすぐですけどお会いしましょう!
良いお年を!







# by healthcarenews | 2018-12-31 00:39 | 審美治療・セラミック

年末年始休暇のお知らせ

平成30年12月29日土曜日より、平成31年1月4日金曜日まで休診させて頂きます。

年始の診療は1月5日からです。

本年もありがとうございました。                当院

# by healthcarenews | 2018-12-29 00:51 | お知らせ

重症の虫歯に対して歯周外科手術(歯冠長延長術)で治療した症例・シーズン2

 今夜のヘルスケア通信は、「重症の虫歯に対して歯周外科手術(歯冠長延長術)で治療した症例 」の第2弾です。
第1弾「重症の虫歯に対して~」のネタは2014年12月のアップなのですが、何故か今でも検索率がとても高い記事です。

 今回は、この第1弾をご覧になって当院を受診された患者様です。
タイトルは、「重症の虫歯に対して歯周外科手術(歯冠長延長術)で治療した症例・シーズン2」。

 サブタイトルは、やはり「重症の虫歯(全顎にわたる歯冠崩壊)に対して、歯周外科のひとつである、歯冠長延長術(クラウンレングスニングス)を用いて治療を行った一症例」。しかし今回は、歯冠長延長術だけでなく、歯牙再植やMTAセメント充填、歯根端切除術など様々な治療が必要になりました。
治療期間はちょうど丸1年、4シーズンを要しました。ですのでタイトルもシーズン2(^^;。

 患者様は初診時41歳、男性。初診は2017年9月です。
まずは初診時の正面写真をご覧ください。
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下は全体像の写真です。
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全体のレントゲン像です。
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 第1弾と比べても、年齢の分だけ重症度が上がっています。そのため今回は抜歯する本数も多く、最終的に治療には義歯が必要になりました。

 まずは、ホープレス歯(歯を残すことが絶対に不可能な歯)を抜歯していきます。
同時に、残せる歯はきちんと根管治療を行っていきます。この根管治療、臨床成績を上げるためにはなかなか手間がかかって、多数の歯をいっぺんに、という訳にはいかず、2本ずつくらいきちんと手順を踏んで、コツコツとやっていく事になります。

 その中でも、1本、「本来なら抜歯になる歯」ですが、その後の治療計画上どうしても抜きたくない歯が1本ありました。
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 上の写真、黄色矢印、上顎左側の糸切り歯(犬歯)なのですが、大きな虫歯で歯肉の中に根っこが埋まっています。
 歯肉の中に歯が埋まっていると、根管治療のための感染防御ができず、治療の方法がありません。そのため、多くの場合このような歯は抜歯の適応になるのですが、今回の場合、その奥の小臼歯の状態が非常に悪く、この犬歯が無かったら左側の咬合を支えきれないため、どうしても抜きたくはありませんでした。
 そのため、一度抜歯して、歯肉の浅い位置に植えなおしをする、という「歯牙再植」と言う治療を行ってみることにしました。
 もちろん、一度抜くわけですから必ず成功するという保証はありません。抜歯した歯の状態によっては、そのまま抜いたままになる可能性もあります。そうなると、上顎には大きな入れ歯を入れるしか治療法は無く、今回の患者様の希望の一番大きな部分が達成できない、という事になります。
 この治療が、今回の大きな山場であることを患者様にご了解いただいた上、歯冠長延長術と並行して歯牙再植を行いました。

 術後です。
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 上の写真、黄色い矢印の部分が再植を行った歯です。
虫歯を取り除いた健康な歯の部分が、歯肉の上に出ています。

 ややマニアックな話になりますが、レントゲン写真も載せておきます。
術前です。
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 黄色矢印が問題の歯です。
下は術後レントゲンです。
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歯の根っこが短くなっているのが、わかっていただける・・・・かなあ?(^^;

 歯冠長延長術後の歯肉の治癒を待ったあとの正面写真です。
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 その状態での全体像のレントゲン写真です。
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 なんとか大きな山場を越えたので、あとはチャッチャと行きましょう。
土台を作っていきます。
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仮歯を入れます。

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 この状態で、どうしても根管治療が成功しなかった歯に、MTAセメント充填と歯根端切除を行いました。
 術後の全体像レントゲン写真です。
赤い矢印の。短く水平に切られた根っこが歯根端切除を行った歯です。
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 さて、いよいよラスト、術後の正面写真です。
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全体像です。
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最後に義歯を入れてフィニッシュになります。
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 下に、もう一度、初診時の写真を挙げておきます。
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 初診の頃は、さすがに悪かった歯肉の状態も、治療が進むにつれて、歯磨きも上手にていねにしてくれるようになり、非常に良い状態になっています。

 最初の頃にも書きましたが、ここまでの治療期間はちょうど1年間でした。
その間、彼は、時には仕事の都合で予約キャンセルの連絡が入ることはありましたが、ほとんど欠かすことなく、遅刻もせず、きちんと治療に通ってくれました。
 
 患者様の名誉のためにも書き添えておきますが、重症症例と言っても、第1弾の女性も含め、多くの場合、それは「特殊な方」ではありません。
この患者様も、非常に礼儀正しい、好青年でした。
 ただ、仕事が非常に忙しかったり、本来治療を受けるべきタイミングで正しい治療を受けそこなったり、あるいは、かかった歯科医院との相性が悪かったり・・・。
今回も、そんな些細な「間の悪さ」みたいなものが重なって、重症化したものと思われます・・・。

 治療の最後の方で、患者様が僕に言ってくれた言葉、
「おかげさまで、人生が変わりました・・・・。」
これが僕にとって、一番のご褒美になりました。

 残念ながら、彼はこの秋に福岡に転勤が決まりましたが、今後のメンテナンスに、福岡で僕が一番信頼している歯科医院を紹介させてもらいました。
また大阪に帰って来られたら、メンテナンスに通ってくださいね。どうぞお大事になさってください。





# by healthcarenews | 2018-10-20 23:08 | 歯周病治療

当院の根管治療技術の総力をあげて戦った難治根管治療症例について・・・

 今夜のヘルスケア通信は、久々の「マイクロスコープ・根管治療」ネタです。
マイクロスコープを導入して早や5年・・・、その取扱いにもかなり習熟し、システムも安定して、幸か不幸か、日々多数の根管治療の難治症例に取り組んでいる今日この頃であります・・・。
 その中でも昨年、僕の根管治療技術の総力をあげて、約10か月をかけて、なんとか治癒にこぎつけた症例に出会いました・・・。おそらくマイクロスコープが無かったら絶対に治療できなかった症例です。
 マイクロスコープがあれば必ず上手な治療ができる訳ではないのですが、マイクロスコープが無いと絶対にできない治療はあります。
 今夜はそんな症例を・・・、題して「当院の根管治療技術の総力をあげて戦った難治根管治療症例について・・・」。

 患者様は50歳、女性、2017年10月の初診です。
初診時、「左上大臼歯」と「右下大臼歯」に同時に重大な問題を抱えていました。
どちらも、過去に同じ歯科医院で治療したものです。
今回、他の医院で、この歯の抜歯を勧められ、当院を受診なさいました。

 まずは治療前のレントゲン写真をご覧ください。
まずは「左上大臼歯」です(下写真)。黄色丸の中に黒い影があります。
ここに膿が溜まり、腫れて、強く痛みます。
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 右下です。
「右下大臼歯」も同様に、黄色丸の中の黒い影の部分に膿が溜まっていて、腫れて痛みます。
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左右の歯が両方とも痛むので、噛むことができず、強いストレスを抱えておられました。

 とりあえず応急的に消炎処置を行い痛みを止め、3D-CTレントゲンを撮影後、根管治療にとりかかりました。

 まずは「左上大臼歯」、術前のマイクロスコープ画像です。
かぶせ物と土台を外し、感染予防のための隔壁を作った段階の写真です。
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この時点では、実は痛みの原因は何もわかりません。

 さらにマイクロスコープ拡大下で掘り進んで行くと・・・、
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中から、ドクドクと白い膿が出てくるようになりました・・・。
これでは痛くて当たり前です。

 さらに拡大して、中を覗くと・・・・、ん?!、痛みの原因にひとつたどり着きました。中でドリルが折れていたのです。
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赤い矢印が、中から出てきている「膿」です。
黄色い矢印の先の、グレーの四角形のものが折れているドリルの頭の部分です。
青い矢印は、歯の中にできている、固い「コブ」です。

 前医はこの「コブ」に邪魔されて、根管の中に正確にアクセスすることが出来ず、ドリルを折ってしまい、それで諦めて治療を不完全な状態で終えてしまった結果の痛みだろう・・・、と、この時点ではそう推察していました・・・。
 まあ、とりあえず折れたドリルを取りのぞき、邪魔な「コブ」を削り取ります。
この「コブ」を削る作業が「手探り」では、どこを削っていいのかがわからず、とても怖い作業なのです・・・。ここはマイクロスコープ下で直接見て削ります。
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 上の写真は「折れたドリル」も「コブ」も無くなって、「膿」も止まって、なんとなく「スッキリ」した根管内のマイクロ画像です。通常、上顎の大臼歯には、根管と呼ばれる神経の穴が3~4本開いているのですが、その穴も3本キレイに見えています。
 さあ、これで治るだろう、と、思ったのですが・・・、ところが!実はここからが思いのほか、さらに難しい治療になっていくのです・・・(-_-;)。

 当院には、根管が正しい位置に開かれているかどうか、電気的に検査する器械があるのですが、それで測定すると、2本の根管から「ピーッ」とエラー表示が出ます。
「?????」目で見ると、どう見ても正しく開いているように見えるのですが、検査結果は「エラー」が出るのです・・・。
そこを触るとそこからは出血が・・・・、どうやらまだ、重大な「何か」のトラブルが隠れているようです・・・。

 でも、とりあえず痛みは止まったので、ここからは「右下大臼歯」の治療にもとりかかる事にしました・・・。
麻酔をして、かぶせを外して、土台も外します・・・。一行で終わりましたが、この「土台を外す」と言う治療が、実を言うと根管治療では、大変な神経を使う作業なのですが、ここはあっさりとまたの機会に譲って割愛しておきましょう。
 
 下は、土台を外した状態の、根管内のマイクロ画像です。
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 またもや「コブ」(黄色矢印)です(^^;。何かの呪いか・・・・!
3か所の赤い矢印の白いセメント部分は、前医が治療した根管の跡ですが、「コブ」を取り除かないまま治療していますので、嫌な予感がします・・・。

 やはりマイクロ下で「コブ」を除去したのが下の写真です。
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 3本の根管がキレイに見えて「スッキリ」した画像になりました・・・、が、案の定1本の根管から「ピーッ」とエラー表示が出て、そこからは出血が・・・。
「オー、マイガーッ! こりゃあ難しいぜよおお!」こじれにこじれた根管です。簡単には治らない訳です・・・。

 ブログ上では、あっと言う間にここまで来ましたが、実際には、数回分のアポイント、何時間もの時間を費やしてここまで来ています・・・。
幸い、痛みは止まっているのと、患者様も協力的で、治療に理解を示して下さいましたので、ここからもゆっくりと時間をかける事ができました。

 先ほどから問題になっている「ピーッ」というエラー表示は、説明を加えておきますと、「パーフォレーション」と言って、「根管が正しくない位置に開いている」、簡単に言うと、「開いてはダメな所に穴が開いている」事を示しています(-_-;)。正直、歯としてはもうダメダメの状態です。従来なら、このような歯の多くは抜歯を余儀なくされていました。

 現在では、このような穴(パーフォレーション)をふさぐための良い治療法が開発されています。しかし、この穴をふさぐだけでは、もともとの根管治療は完了しません、どこかに正しい根管があるはずです・・・。
 さらに時間をかけて、CT像とにらめっこしながらマイクロスコープで探索します・・・。

 見つけました。
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エラー表示の穴のちょっと外側に、もう1本の根管がありました。
そこを、もう少し時間をかけて、ていねいに拡大していきます。
どうやら、「右下大臼歯」の本当の姿が見えてきました。
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 上の写真は、根管治療のための根管の拡大終了後の画像です。
赤い矢印2本が本来の正しい根管、黄色い矢印が本来開いてはいけないパーフォレーションの穴でした。穴の中には歯ぐきが見えてます。

 この歯の治癒のためには、この穴(パーフォレーション)を絶対に塞がなければいけません。
従来ではそれは大変難しい治療でしたが、現在ではパーフォレーションの治療のために「MTAセメント」と呼ばれる画期的なセメントが開発されています。
やや高価ですが、このセメントは、ここ最近の歯科薬品では、多くの患者様に恩恵をもたらす素晴らしい製品のひとつだと思っています。

 さて、下の画像はそのMTAセメント充填直前の写真です。
「穿孔」と書かれている黄色い矢印の部分がパーフォレーションの穴です。中から少し出血しています。
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ラバーダムと呼ばれる、感染防止用のゴムの膜を歯の周囲に張って、マイクロスコープ拡大下で、ピンポイントでセメントを充填します。

 下の画像は術後写真です。
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赤い矢印が正しい根管、黄色い矢印の部分がMTAセメントを充填した部分です。
ここまで来れば、あとは普通の根管治療です。
いつも通りに根管を消毒して、根管充填をしてこの歯の根管治療を終了しました。

 下は術後レントゲンです。
術前に有った黒い影がきれいに無くなっています。良かったあ(^^;。
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 「右下大臼歯」の治療で、今回、大体何が起こっているかがわかりましたので、今度は改めて「左上大臼歯」の治療に取りかかります。
CTとにらめっこしながらマイクロスコープで正しい根管を探索します・・・。
上の歯は、なかなか難しかったのですが、慎重に探していった結果、まず1本を見つけました。
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 赤い矢印が「ピーッ」っとエラー表示が出た穿孔(パーフォレーション)した穴の部分、黄色い矢印の部分が正しい根管の位置です。こう見ると、かなり離れています(-_-;)。初診時に開けた部分からでは想像もできない場所に正しい根管があった訳です。これでは「手探り」の治療では、正確な治療は無理であったろうと思われます・・・。

 「左上大臼歯」には、エラー根管が2本ありましたので、とりあえずもう1本も探して見つけます。
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赤い矢印がエラー表示の穿孔(パーフォレーション)部分。黄色い矢印の部分が正しい根管です。
「左上大臼歯」には2か所もパーフォレーションが起きていたのです。

 治療法はもう一択、「MTAセメント」しかありません。
下の画像は、MTAセメント充填直前の写真。やはりラバーダム防湿下、マイクロスコープ下での治療になりました。
3本の赤い矢印の部分が正しい根管、黄色い矢印の部分がエラー根管です。
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 下の画像はMTAセメント充填後です。
MB根、DB根、P根と書いてあるところが正しい根管です。
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 ここまで来ればあとは「右下大臼歯」と同じで、いつも通りの根管治療の後、根管充填を行います。
下は術後レントゲン写真です。
まだ完全とは言えませんが、やはり術前に有った黒い影が消えてきています。もちろん、痛みも腫れももうありません。
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これで、右下大臼歯、左上大臼歯2本の根管治療が終了しました(^^;。めでたしめでたし。

 さて、根管治療終了後、念のため仮歯を入れて数か月経過を観察しましたが、特に異常が見られなかったため、
2018年8月末、両方の歯にメタルボンドセラミッククラウンを装着し、定期的なメンテナンスに移行しました。

 最後に術前、術後のそれぞれの口腔内写真です。
まず左上大臼歯、術前です。黒く見える銀歯が問題の歯です。
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術後です。
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右下大臼歯、術前です。やはり銀歯が問題の歯です。
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術後です。
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 根管治療とマイクロスコープのネタを扱うとき、いつも書くのですが、マイクロスコープがあれば、いつもこんな治療ができる訳ではありません。
その点だけは、くどいようですがご了承しておいて下さい。今回は、ただ「奇跡的に」偶然治っただけかもしれませんし、数年後、あるいはもっと早く数か月後にも、また炎症を再発し、抜歯することになるかもしれません。根管治療を、自費診療(保険外診療)のみで診療する「根管治療専門医」ですら、難治性の根管治療の場合、その成功率は50~60%と言われています。
 もし大きなひび割れが入っている歯なら、治療成功率はもっと低く、多くは早期に抜歯に至っているのが実情です。
ただ、誰でも抜かないで済むものなら抜歯をしたくないのが人情です。僕はこの部分の「納得」のお手伝いがしたいと思って、必要に応じてのみマイクロスコープを使っています。難治性の根管治療に悩む方に、「良いご縁」となれば幸いです。
 












# by healthcarenews | 2018-10-12 23:40 | マイクロスコープ・根管治療

インプラント再考・最終話 インプラント最高!

 今夜のヘルスケア通信は、「インプラント再考」の第15夜、いよいよ最終回、グランドフィナーレです(笑)。
考えてみたらよくまあ15回連続で書いたもんだ・・・。読んでくれた皆さん、お疲れ様でしたm(__)m。
おそらく全部の話につきあってくれた方はいらっしゃらないと思うので、僕自身に自分で「お疲れ様!」と言っておきます(^^;。

 「インプラント再考」、1夜から14夜までの話の中で、当院のインプラント治療のコンセプト、僕のインプラントに対する考え方などは大体お話しできたかと思います。
 長くて面倒くさい文章ですが、インプラントに興味がある方は、ひまひまに読んでみて下さい(^^;。それぞれ歯が抜けた症例に対し、なぜインプラントを選択したほうがいいのか?ということを中心に書かせていただいています。

 逆に一般的なインプラントの術式などは割愛しています。これは「インプラント」で検索すればいくらでもネットに出てくると思います。そちらをご覧ください。また、今回ご紹介する事ができなかった症例として「サイナスリフト」「ソケットリフト」と呼ばれる上顎に対するテクニックがありますが、これも説明が大変なため、今回は割愛しました(^^;。機会があればまた症例を上げたいと思います。

 さて、最後に、この一連の「インプラント再考」の中でお伝えしたかったことを簡単にまとめておきます。

・できるだけ歯は減らさないで下さい。歯は28本(親知らずを入れて32本)すべてが協力し合って咬み合わせを作り、支えています。1本たりとも要らない歯はありません。

・そのためには、まず予防をして下さい。初期虫歯は削りませんが、穴が開いたら削ります。削れば歯は減り、歯の寿命を縮める事につながります。

・特に奥歯は大切にして下さい。生命を支えています。奥歯が無い事が治療を本当に難しくします。今、僕は親知らずさえ不用意には抜きません。

・削るならできるだけ歯を削らないでいい治療法、歯を抜かないでいい治療法を選択して下さい。MI治療が将来歯を残すための基本です。

・そして、どうしても抜かないといけなくなった時には、インプラントは良い治療の第一選択となり得ます。
 
 今年に入ってから行ったインプラント手術は4月現在、6症例12本。
さすがに、年間100本とはいきませんが、当院はもともと予防歯科がメインでインプラントが売りの医院ではありませんのでご了承ください。
(そのぶん、インプラントを入れんがための、安易な抜歯も行っておりません。)
 それでも、健康志向の患者様が増えたのか、当院のコンセプトを理解していただけたのか、年々インプラント治療の症例は増えています。
 インプラントを選択されたような患者様は、やはり意識が高く、メンテナンスにもきちんとおいでになるため、お口の中の状態も皆様非常に良い状態で安定しています。
 話しの中で何度か「医療に100%は無い」と表現しましたが、それは一般論であり、幸い当院では、インプラントを初めて12年間、入れたインプラントを1本も失っていません。その意味では現時点では「100%」を維持しています。

 ヘルスケア通信では、「インプラント再考」を15回連続で続けましたが、これはどこかでまとめて、どうしてお伝えしておきたかったからです。次回からはまた「ダイレクトボンディング」や「セラミックインレー」などの接着治療や、マイクロスコープを用いた「根管治療」のネタになると思います(笑)。
これは「インプラント」にならないための、ある意味とても重要な治療です(^^;。予防歯科や歯周治療も含め、まずはここに最善を尽くすのが僕の責務です。

 それでも、歯の破折など、どうしても抜歯しないといけない症例はあります。
その時は、もしインプラントを選択されるなら、私たちは最善を尽くします。
患者様にこうおっしゃっていただくために・・・。
「インプラント最高!」
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# by healthcarenews | 2018-04-23 21:04 | インプラント

インプラント再考・14 当院で用いているインプラントの種類と費用について・・・

 今夜のヘルスケア通信は、「インプラント再考」の第14夜。次回がいよいよ最終回となります(^^;。
今夜のサブタイトルは「当院で用いているインプラントの種類と費用について・・・」です。

1.インプラントの種類について
 前回も触れたように、当院では症例に応じて3種類(2メーカー3系統)のインプラントを使用しています。

 まず1つ目が、ノーベルバイオケア社製のノーベルリプレイス
ノーベルバイオケア社のインプラントについては、もうまるまる他のサイトからの引用ですが、そのまま転記してみます。

ノーベルバイオケア社は世界でもインプラントシステムではNo.1のシェアを持つメーカーですが、最も知られているのがブローネマルクです。
これはスウェーデンのブローネマルク教授によって発見された、骨とチタンが結合する、というオッセオインテグレーションを元に開発された、世界初の実用インプラントです。40年の実績があり、1本から複数本まであらゆる症例に対応できるため世界的に普及しています。・・中略・・・国際学会での症例発表や臨床レベルでのデータも豊富で「世界で最も信頼性の高いインプラントシステム」と言われ、ラインナップも細くて短いものから太くて長いものまで40のバリエーションがあるのが特徴です・・・・。」
日本でも数多くのインプラント専門歯科医でこのシステムを採用しており、インプラントの成功率が高いと言われるのもそれに因るところが大きいと言えるでしょう。インプラント治療で失敗をしたくないと考えるなら、長い歴史と実績で信頼できるノーベルバイオケアのインプラントを採用しているクリニックを選べば間違いありません・・・。」

 まあこれ以上は面倒くさいんでリンクを貼っておきます(^^;。興味がある方はコチラをご覧ください

ついでにノーベルバイオケア社のサイトはコチラです
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 2つ目は最初のリンクにも出てくる世界シェア3位バイオメット・ジンマー社のテーパード・スクリューベント

 こちらのインプラントも、機能的にはノーベルに負けず劣らず素晴らしい性能を持っています。ぜひとも細かく説明してさしあげたいのですが、実はインプラントのカタログに載っている性能って、歯科医師でもインプラントをやらない先生ならチンプンカンプンのかなりマニアックなもの(笑)。
これも興味があれば、サイトをご覧ください(^^;。リンクはコチラ

 このメーカーのインプラントの一番のキモはその表面性状。
 骨の中に埋まるインプラント体の部分に2種の表面性状があり、ノーベルなどと同じチタン合金単体の表面性状のインプラントと、HA(ハイドロキシアパタイト)コーティングを行ったインプラントとがあります。
 HAコーティングのインプラント表面性状は、骨との結合、回復が早く、上顎などの骨が少ない部分や、骨が柔らかい部分へのインプラントには、その治療期間を短くすることができます。そのため、上顎や骨が柔らかい部分へはHAコーティング付き、下顎など骨が硬い部分にはHAコーティング無し、と1系統のインプラントで多彩な使い分けを行う事ができます。
 基本的に、1人の患者様に複数本のインプラントを入れる場合、同一メーカーのものを使いますので、バリエーションが広いインプラントはそれだけ適応症例も広いという事になります。
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 3つ目は同じバイオメット・ジンマー社のスプライン・ツイスト。これもリンクはコチラ
こちらは当院ではもっぱら、抜歯即時インプラントか、骨の状態がよぽっど悪い場合に特化したインプラントになります。
HAコーティングの表面性状のみですが、抜歯即時インプラントには無くてはならない性能を持った、これまた素晴らしいインプラントだと思います。
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 この3種類のインプラントに共通していることは、それは海外の一流メーカーのインプラントである、という事と、インプラント本体が完全に骨の中に埋まる2ピース、あるいは3ピース構造を取っている、という事です。
なにも海外の一流メーカーにかぶれている訳ではなく、選ばれるには選ばれるなりの理由がやはりあります・・・。
それは何なのか・・・?次は国産メーカーインプラントについてです。

2.国産メーカー、AQBとPOIインプラント
 最初に出てきたリンクで、国産メーカーとしてAQBとPOIインプラントが紹介されていました。
実は僕はこのインプラントは両方とも、きちんとハンズオンセミナーを受けて手術をする資格を取っています。
でも、細かなハンドリング(埋入手術の方法やインプラント体のコンセプト)がどうしても相性に合わず、導入はしませんでした。

 AQBは数あるインプラントの中でも、最もシンプルで簡単なインプラントです。いわゆるワンピースインプラントと呼ばれる種類のインプラントで、いわば1本のチタンのネジをそのまま骨にねじ込みます。骨と結合したら、そのネジの頭の部分をガリガリと削って型を取ってかぶせるだけのインプラントです。
そのぶん治療も早く済みますし、コストも安く済ますことができます。しかし、条件がそろった時はいいのですが、シンプルなぶんまったく応用がききません。

 もうひとつ、決定的な違いが、インプラントを埋め込む際、海外メーカーは、コンピューターコントロールされたモーターで、回転数も締め込み強さも数値で規制されて埋めていくのに対し、AQBは「手締め」で行っていきます。ですので、このねじ込み強さは術者の経験と勘に頼るだけで、もともと数値がないので、データとして残して他人に伝えることもできません。これは後々トラブルが起きた時の検証のデータも無いという事になります。

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コンピューターコントロールされたインプラント埋入モーター(ノーベルバイオケア社)

 POIは、大手の京セラが開発したインプラントで、その意味では海外インプラントに負けず、豊富なラインナップをもっています。しかし、そのぶん複雑で手間がかかるため、それくらいなら海外メーカーのインプラントにしたほうが僕にとっては無難です。コストは複雑な分そこそこかかりますし、やはり国産インプラントは海外メーカーと比べると圧倒的にシェアが違いますので、症例報告や実験データはどうしても少なくなってしまいます。ただ、念のため申し添えておきますが、AQBでもPOIでも好成績を残している先生もおられ、単純に悪いインプラントという訳ではありません。単に僕の相性とは合わなかっただけです。

3.費用について 
 最後に費用について簡単にまとめておきます。
正確には症例ごとに変わってきますので、詳しくはお問合せ下さい。

インプラント体(フィクスチャー)埋入手術料   1本あたり25万円~30万円(税別)
上部構造体(インプラント上部のかぶせ)      セラミッククラウン1本10万円~15万円(税別)
ほとんどの場合、インプラント体とセラミッククラウン両者を合わせて1本あたり40万円(税別)となります。

 それに、GBRと呼ばれる骨造成が必要になれば、骨造成料としてプラス3万円~5万円(税別)
また、抜歯即時インプラントを行う場合は、抜歯も同時に行い、仮歯までいれる複雑な手術になりますのでプラス5万円(税別)くらいかかります。

 また術前診断料としてCTの撮影(保険外)も必ずおこないますので2万円(税別)必要になります。

例えば、歯が1本抜けたところに単純に1本インプラント+セラミッククラウンを入れた場合、費用は40万+2万(CT料)+消費税8%で453,600円となります。

 世間には安さに挑戦!と、インプラントを宣伝している医院もあります。
先に述べたAQBなどのインプラントが、条件にピタリとはまれば、その安いインプラントが実現するのかもしれませんが、僕の個人的感想で言わせてもらえば、将来にわたり安心して長期的に使ってもらい、お口と体の健康を守るために行うのがインプラント治療ですから、そこにリスクと引き換えに「安い」という付加価値がいるのかどうかは疑問に思ってしまいます。
 インプラントという素晴らしい治療を(世間の風評から)守るためにも、インプラント治療は慎重に行ってもらいたい、とある大学のインプラント科の教授がおっしゃっていたのを今でも覚えています。

 最後の最後にインプラントの相場、と言うリンクを貼っておきます。参考になさってください。


# by healthcarenews | 2018-04-19 00:18 | インプラント

インプラント再考・13 安全なインプラント手術のために・・・

 今夜のヘルスケア通信は「インプラント再考」の第13夜。
サブタイトルは「安全なインプラント手術のために・・・」。さあ、いよいよ症例を離れました。

 今まで述べてきたように、インプラントは将来的に歯を長持ちさせるため、あるいはQOL(生活の質)を上げるため、大変有効な素晴らしい治療だと思います。
 でも、やはりインプラントは手術を行う必要があるため、普通の歯の治療にくらべるとリスクを伴うのも事実。安全でない治療は、どんなにメリットが大きくてもそれは受けるべきではありませんし、私たちも提供するわけにはいきません。

 もちろん、医療には100%大丈夫!って言葉はありませんが、やはり、安全のためには細心の注意と最善の努力をする義務があります。
今回は、より安全なインプラント手術を行うために、当院が行っている取り組みをご紹介します。

 1.手術器具、手術環境の滅菌、感染予防
 2.インプラント手術部分の精密な診断
 3.症例に適したインプラントの選択
 4.骨造成、再生医療の導入
 5.インプラント専門医との連携オペ

1.世界基準の滅菌、消毒システムの導入
 インプラント外科手術はもちろん、歯周外科手術や根管治療など、近年の歯科医療は非常に高度化しています。
それにより治療に用いる器材もその高度化に応じた高い滅菌クオリティが今日では求められています。
そのため、当院では自動熱水洗浄機や、最高レベルの高圧蒸気滅菌器を導入しています。

 感染予防の要である滅菌器には、世界で最も厳しいヨーロッパ規格EN13060において最高のクラスB条件をクリアしたシロナ社のDACプロフェッショナル高圧蒸気滅菌器を使用しております。
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DACプロフェッショナル・クラスB高圧蒸気滅菌器

 全自動熱水洗浄機は、使用済みの器具を槽内にセットするだけで、90℃の熱水と専用の洗浄剤で、全自動で洗浄から消毒までを行います。いわゆるヒューマンエラーを防ぎ、確実に器具を洗浄、消毒します。
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全自動熱水洗浄機・GC社ハイパワーウォッシャー

2.歯科用3DCTを用いたインプラント手術部分の術前診断
歯科用3DCTによる立体画像は、インプラントをはじめ、難しい抜歯や根管治療などの精密な術前診断に大きな威力を発揮します。
インプラント手術における大きな偶発症のひとつは、手術による神経や血管の損傷ですが、歯科用CTの立体画像を用いて綿密に術前診断することで、そのリスクを大幅に下げる事ができます。
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フランス、トロフィ社製3DCT撮影装置・トロフィパンプラス
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3D画像により精密な術前診断が可能

3.症例に適したインプラントの選択
 当院で用いているインプラントは、インプラントメーカーとしては最も歴史と定評があるノーベルバイオケア社製、ノーベルリプレイスをはじめ、筋骨格系医療メーカーとしては世界最大手のジンマー社テーパードスクリューベント、スプライン・ツイストなど、3社のインプラントを症例に応じて使い分けています。これはまた次回詳述します。

4.骨造成、再生医療の導入
 当院では、失われた骨組織を再生するために、CGFと呼ばれる骨再生療法を行っています。
これは、血液を採取し遠心分離器にかけることで、成長因子や血小板などを多く含む完全自己血由来のゲル素材を作り、これに人工骨などを混ぜる事で、より効率よくインプラント手術後の骨造成と骨結合を促す治療法です。
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CGF用遠心分離機・メディフュージ

5.インプラント専門医との連携オペ
 当院が、安全なインプラント手術のために最もこだわっているのは「ここ」かもしれません。
当院では、インプラント手術を下記のインプラント専門医と連携の上で行っています。
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日本口腔インプラント学会専門医・歯学博士・楠本直樹先生
略歴
平成8年大阪大学歯学部卒業
平成12年大阪大学大学院歯学研究科修了・歯学博士
平成12年大阪大学歯学部付属病院口腔補綴科・医員
平成20年大阪大学歯学部附属病院口腔補綴科・助教
平成23年宝塚市にて開業

現在
ノーベルバイオケア社公認インプラントインストラクター
大阪大学招聘教員
大阪大学歯学部歯科医師臨床研修指導歯科医
(社)日本歯科補綴学会認定医
(社)日本口腔インプラント学会認証医

 長い肩書ですが、平たく言えば、僕が最も信頼しているインプラントドクター、という事です(笑)。
一緒にオペを初めて、もう12年になります。
 前にも述べたように医療に100%はありません、が、その少しでもそのリスクを減らすため、少しでも手術を100%に近づけるため、2つの目よりは4つの目で見て、2つの腕よりは4つの腕で行って、より良い手術をさらに安全に行えるよう心掛けています。

 ちなみに楠本先生は現在、宝塚市で開業なされています。詳しくはコチラをご覧ください

 6.付録
 最後に手術風景をパチリ。
 ご覧のように、患者様は滅菌覆布で完全に覆ってオペを行います。
ライトやチェアの取っ手などは滅菌したアルミホイルでカバーしています。
この日は楠本先生がオペレーター(執刀医)の日でした。
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 後ろには24インチの大型モニターで、パノラマレントゲンとCT映像を映して、いつでも見れるようにしています。
普段置いてある道具は全部片づけて、周辺を清潔にしたのち、滅菌したオペ道具のみを並べていきます。
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オペの雰囲気が少し伝わりましたでしょうか?
かえって怖くなったかもしれませんね(^^;。

 最後の最後になりますが、安全なインプラント手術のための一番大切な事をひと言で言います・・・。
「無理をしない事・・・」、僕はそう思っています・・・。


# by healthcarenews | 2018-04-16 00:05 | インプラント

貴方の健康の舵取りを。堺市北区中長尾町、山本歯科医院の歯科に関する情報のページです。


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